シリコンバッグの上から脂肪注入は可能?あとからハイブリッド豊胸をする方法

すでに挿入しているシリコンバッグの上から脂肪を追加注入する施術は、あとからハイブリッド豊胸とも呼ばれ、実際に可能であり非常に有効なバストアップの選択肢です。

過去にシリコンバッグによる豊胸手術を受けたものの、年月が経つにつれてバッグの輪郭が浮き出てしまうリップリング現象や、触ったときの硬さに悩む方は少なくありません。シリコンバッグを取り出すことなく、その上からご自身の脂肪を重ねて注入することで、こうした見た目や質感の不自然さを解消し、より自然でふっくらとした美しいバストラインへと整えることができます。今回は、この施術が可能な理由や具体的なメリット、安全に行うための注意点について分かりやすく解説します。

目次

シリコンの上から脂肪注入をすることは可能なのか

すでにあるシリコンバッグを活かして追加注入できる

過去に受けたシリコンバッグ豊胸の結果に満足できなくなっても、バッグを抜去せずに上から脂肪注入を行うことは技術的に可能です。シリコンバッグが挿入されている大胸筋の下、あるいは乳腺の下というスペースとは異なる皮膚のすぐ下の層である皮下組織に対して、慎重にご自身の脂肪を注入していきます。これにより、バッグの存在感を優しくカバーすることができます。

これまでは、バッグの不具合を解消するためには一度バッグを取り出す抜去手術が必要と考えられがちでした。しかし、現在ではバッグをそのまま残した状態で、気になる部分にだけ脂肪をピンポイントで肉付けしていくアプローチが普及しています。

あとからハイブリッド豊胸と呼ばれる施術の仕組み

シリコンバッグと脂肪注入を同時に行う施術をハイブリッド豊胸と呼びますが、これを時間差で行うのが、あとからハイブリッド豊胸です。最初にシリコンバッグで土台となるしっかりとした高さを出し、その後に気になる部分へ脂肪を重ねることで、ハイブリッド豊胸と同等の美しさと自然な質感を再現します。

仕組みとしては、太ももや腹部から吸引したご自身の脂肪を、不純物を取り除いた状態でシリンジに用意し、シリコンバッグが破れないよう細心の注意を払いながら、バッグの周囲やデコルテラインの皮下組織へ均一に分散させて注入していきます。

シリコンバッグの上から脂肪注入を行う3つのメリット

バッグの輪郭やリップリングを目立たなくする

シリコンバッグ豊胸の代表的な悩みとして、痩せてバストの脂肪が減ったときにバッグの縁が浮き出て波打って見えるリップリングがあります。バッグの上から脂肪を注入することで、この浮き出た輪郭をクッションのように覆い隠すことができます。皮下脂肪の厚みが増すため、外側から見たときにバッグが入っていることが分からない、なだらかで自然なバストの立ち上がりを作ることができます。

デコルテや谷間にボリュームを出して自然なバストにする

シリコンバッグだけではどうしても不自然になりがちなのが、デコルテや谷間の部分です。バッグは中央に寄りきらなかったり、上部が急に盛り上がって不自然な形に見えたりすることがあります。脂肪注入を組み合わせることで、谷間をより近づけたり、鎖骨からバストトップにかけての傾斜をなだらかなお椀型に整えたりといった、細かなデザイン調整が可能になります。

本物の乳房に近い柔らかい質感に改善できる

シリコンバッグの周囲に膜ができて硬くなるカプセル拘縮まではいかなくとも、バッグ特有の弾力感や硬さに違和感を覚える方は多いです。バッグの表面をご自身の生きた脂肪細胞で包み込むことにより、触れたときの感触が劇的に柔らかくなります。パートナーに気づかれたくないという方や、うつ伏せになったときの不快感を軽減したいという方にとって、質感の向上は非常に大きなメリットです。

あとからハイブリッド豊胸を行う際の注意点とリスク

シリコンバッグを破損させない高度な技術が必要

この施術において最も重要なリスクは、脂肪を注入する針で既存のシリコンバッグを傷つけてしまうことです。万が一バッグに穴が空いてしまうと、バッグの破損や変形、最悪の場合はバッグの抜去が必要になります。そのため、エコー(超音波検査)を用いてバッグの位置や皮下組織の厚みをリアルタイムで正確に確認しながら、バッグを絶対に傷つけない層へと慎重に注入を進める、きわめて高度な技術を持った医師の施術を受ける必要があります。

注入した脂肪の定着率を上げるための条件

注入した脂肪がすべてバストに残るわけではなく、一部は体内に吸収されてしまいます。定着率を高めるためには、一度に大量の脂肪を無理に注入せず、細かく分散して注入することが求められます。また、喫煙や過度なダイエット、施術部位を強く圧迫するような下着の着用は避けるなど、術後の過ごし方にも注意が必要です。脂肪の質を良くするための事前準備やアフターケアを徹底することが、満足のいく結果につながります。

しこりの発生を防ぐためのクリニック選び

脂肪注入におけるリスクの一つに、注入した脂肪に酸素や栄養が行き届かず壊死し、しこり(石灰化)になってしまう現象があります。特にシリコンバッグの上という限られたスペースに注入する場合、スペースが狭いため技術が未熟だと脂肪が一箇所に固まりやすくなります。しこりを防ぐためには、脂肪から不要な水分や麻酔液、死活細胞を高度に濾過して良質な脂肪のみを注入する技術を採用しており、実績が豊富なクリニックを選ぶことが不可欠です。

シリコンの上から脂肪注入を検討する際によくある質問

注入する脂肪は体のどの部分から採取するのが一般的ですか

脂肪注入に用いる脂肪は、一般的に太もも(内側・裏側・外側)や、お腹、お尻など、脂肪がつきやすく良質な細胞が確保しやすい部位から採取します。特に太ももの脂肪は、他の部位に比べて線維質が少なく定着しやすい傾向があるため、第一選択とされることが多いです。同時に気になる部分の部分痩せ効果も得られるため、ボディライン全体のスタイルアップにもつながります。

過去に入れたシリコンバッグが劣化していてもそのまま脂肪注入できますか

過去に入れたシリコンバッグがすでに破損している場合や、ひどいカプセル拘縮を起こして不自然に変形している場合は、その上から脂肪を注入することは推奨されません。バッグの状態が悪いときは、一度シリコンバッグを安全に抜去し、それと同時に、または期間を空けてから脂肪注入を行う必要があります。事前にエコー検査やMRI検査を受け、バッグの破損がないかを確認することが大前提となります。

施術後のダウンタイムや仕事復帰までの期間はどのくらいですか

ダウンタイムの症状は、脂肪を注入したバストよりも、脂肪を吸引した部位(太ももやお腹)に強く出ることが一般的です。吸引部位には筋肉痛のような強い痛みや内出血、むくみが1〜2週間ほど続きます。デスクワークなどの軽作業であれば術後3〜4日程度で復帰可能ですが、立ち仕事や重い荷物を運ぶ仕事の場合は1週間程度お休みを確保しておくと安心です。バスト自体の腫れや内出血は2週間程度で徐々に落ち着いていきます。

豊胸に関するご相談を随時受付中

医師紹介

日本美容外科学会総会
Breast Augmentation Summit等に登壇

形成外科専門医として15年以上の経験を積み、幸いなことに同業のプロの医師たちからも技術を認めていただけるようになりました。

日本美容外科学会総会Breast Augmentation Summit等に登壇
日本美容外科学会総会Breast Augmentation Summit等に登壇

私は、ただ手術をこなすだけの医師でありたくはありません。自ら最新の術式や修正技術を学会などで発信し続けることで、日本の美容医療の安全性や発展に少しでも貢献したい、そして何より、私を頼ってくださる患者様に「本当に安全で最高峰の医療」をお届けしたいと考えています。

第46回日本美容外科学会総会

Breast Augmentation Summit

KIREI(医師向けプラットフォーム)手術配信

藤林院長
お気軽にご相談ください
LINE相談を解放中です♪
LINEで無料相談する

多くの医師が嫌がる他院修正に強い

修正症例

誰かが手術した状態を修正するのは、アプローチ方法等が不透明であったり、手術前と比べて新たな問題が複合的に絡み合うなどしている場合が多いため非常に困難です。

豊胸でいえば、アクアフィリング除去などがその最たる例です。注入は素人医師でも手軽にできたものですが、除去はあらゆる組織にこびりついてしまうことで困難になります。

シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸も同じです。最初の手術は簡単でも、その後に修正するのはスキルがないとできません。

私はそれらの修正を求める患者様に向き合い、多くの修正施術を行ってきました。除去からの完全再建、部分的な修正などを行っています。

海外言語でのご相談も大丈夫です

日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、海を越えて手術を受けに来てくださる患者様が多くいらっしゃいます。

バストの美容医療は極めて繊細で、ミリ単位の「理想の形」や、言葉の奥にある細やかなニュアンスを共有できるかどうかが仕上がりを大きく左右します。だからこそ、私は間に通訳を挟まず、患者様ご自身の言葉を直接お聞きすることをとても大切にしています。

私自身、英語での診療に対応しておりますので、言葉の壁を気にせず、ご希望のイメージや不安な気持ちもご自身の言葉でそのままお伝えください。

I am deeply grateful to welcome many patients who travel not only from within Japan but from across the globe—including the United States, Europe, and various Asian countries—for their surgeries.
Cosmetic breast surgery is an extremely delicate field. The final result depends heavily on sharing a precise, millimeter-accurate vision of your "ideal shape" and truly understanding the subtle nuances behind your words. That is exactly why I place such high importance on listening to you directly, without relying on an interpreter.
Because I provide consultations fully in English, you do not need to worry about any language barriers. Please feel free to share your vision and any concerns you may have, exactly in your own words.

藤林万里子
形成外科専門医:グラムルールクリニック銀座 院長
グラムルールクリニック院長の藤林万里子と申します。私は日本形成外科学会認定専門医および日本美容外科学会(JSAPS)正会員として、美容医療に携わってまいりました。患者様の理想とする美しさを実現し、自信に満ちた毎日を送っていただくためのサポートを全力で行ってまいります。

【主な資格】
日本形成外科学会 認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
【経歴】
2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次