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乳房吊り上げ術のダウンタイムは約1週間から2週間が目安であり、適切な術後ケアによって日常生活への復帰を早めることが可能です。バストの下垂を改善するマストペクシーを検討する際、仕事や家事への影響が気になる方は少なくありません。手術後の腫れや痛みのピーク、内出血が消えるまでの期間、シャワーや運動の再開時期など、具体的なスケジュールを把握しておくことは不安の解消に直結します。本記事では、手術直後から回復までの詳しい経過と、ダウンタイム期間を安全かつ快適に乗り切るための具体的な対策について深く掘り下げて解説していきます。
15年以上、胸の再建や豊胸を専門にしてきた
形成外科専門医のDr.藤林に直接相談!
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乳房吊り上げ術の後は、身体がダメージから回復しようとする正常な反応として、いくつかの症状が現れます。これらの症状がいつピークを迎え、どのように落ち着いていくのかを事前に知っておくことで、慌てずに対処することができます。ここでは、腫れ、内出血、痛み、そして傷跡の経過について、それぞれの対策を交えながら詳しく解説します。
手術に伴う患部の腫れや内出血は、術後1日から2日がピークとなります。この時期はバスト全体が熱を持ち、皮膚の下に出血が広がることで赤紫色のあざのような状態になります。これは手術による組織のダメージを修復するために血液が集中している証拠であり、正常な治癒プロセスの一部です。
赤紫色だった内出血は、時間の経過とともに血液内の色素が分解され、徐々に黄色や緑色がかった色へと変化していきます。個人差はありますが、約1週間から2週間をかけて身体に吸収され、最終的には目立たなくなります。腫れに関しても同様に、術後1週間を過ぎたあたりから徐々に引き始め、本来のバストの形が見えてきます。
この期間の対策として最も重要なのは、患部を不必要に触ったり温めたりしないことです。血流が過剰に良くなると腫れや内出血が長引く原因となるため、術後数日間は保冷剤をタオルで包み、患部の周囲を優しく冷やすと症状が和らぎやすくなります。ただし、冷やしすぎは血行不良を招き回復を遅らせるため、気持ち良いと感じる程度の短時間の冷却に留めてください。
乳房吊り上げ術の術後には、主に皮膚を切開したことによるチクチクとした痛みと、バスト内部の組織を操作したことによる重だるい鈍い痛みの2種類が生じます。痛みのピークは術後当日から翌日ですが、その後も術後3日から7日程度は鈍い痛みが続きます。
この痛みは、クリニックから処方される鎮痛剤を正しく服用することで十分にコントロールが可能です。痛みを我慢すると血圧が上がり、結果的に出血を助長してしまうリスクがあるため、痛みが強くなる前に決められた用量と用法を守って薬を服用することが早期回復の鍵となります。
また、就寝時の姿勢も痛みに大きく影響します。完全に仰向けで寝るとバストが横に流れ、傷口に引っ張られるようなテンションがかかって痛みを感じやすくなります。術後1週間程度は、背中にクッションや枕をいくつか重ねて上半身を少し高くして寝ることで、バストへの負担を軽減し、痛みを和らげることができます。
手術の際に行う縫合の糸を抜く処置は、一般的に術後7日から10日前後のタイミングで行われます。この時期になると傷口は塞がってきていますが、まだ組織としては非常に弱く、強い力が加わると傷が開いてしまう可能性があるため注意が必要です。
傷跡は主に乳輪の周りやアンダーバストのラインに沿って残ります。抜糸直後の傷跡は赤みがあり、少し硬く盛り上がった状態になることがありますが、これも正常な経過です。半年から1年という長い時間をかけて、傷跡は徐々に赤みが引き、周囲の皮膚に馴染んで白っぽく平らな状態へと変化していきます。
傷跡をできるだけ綺麗に治すための最大の対策は、傷口にかかる負担を減らし、摩擦を防ぐことです。抜糸後は医師の指示に従い、医療用のサージカルテープを傷跡をまたぐように貼ることで、皮膚が引っ張られるのを防ぎます。さらに、傷跡が乾燥すると色素沈着の原因になるため、テープを貼らない場合は保湿クリームをしっかりと塗り、皮膚を柔らかく保つことが非常に重要です。
ダウンタイム中は、身体の回復を最優先にするため、日常生活のさまざまな場面で行動の制限が伴います。いつから普段通りの生活に戻れるのか、どのような点に気をつけて過ごすべきかについて、入浴、仕事、運動の3つの観点から具体的に解説します。
傷口の感染を防ぐため、手術当日から数日間は入浴を控える必要があります。患部を濡らさないようにすれば、下半身だけのシャワーや濡れタオルでの清拭は翌日から可能な場合が多いです。全身のシャワー浴は、術後3日目から許可されることが一般的です。
シャワーを浴びる際の注意点として、傷口をゴシゴシと擦ることは絶対に避けてください。石鹸をしっかりと泡立て、その泡を傷口周辺に優しく乗せるようにして洗い、シャワーの水流も弱めに設定して洗い流すようにします。シャワー後は清潔なタオルで軽く押さえるようにして水分を拭き取り、すぐに処方された軟膏を塗るなどの処置を行ってください。
また、湯船に浸かる全身浴は、術後1週間が経過してから再開するのが目安です。湯船に浸かると全身の血行が急激に良くなり、腫れや内出血がぶり返すリスクがあるためです。1週間経過後も、長風呂は避け、ぬるめのお湯に短時間浸かる程度から徐々に慣らしていくことを推奨します。
仕事への復帰時期は、業務内容によって大きく異なります。パソコンでの作業や事務作業などのデスクワークを中心とする仕事であれば、術後3日から5日頃から復帰することが可能です。ただし、その場合でも座りっぱなしは血流を滞らせるため、適度に休憩を挟むなどの工夫が必要です。
一方で、重いものを持ったり、腕を大きく動かしたりするような肉体労働、長時間の立ち仕事の場合は、傷口への負担が大きいため、最低でも術後1週間から2週間はお休みをとるか、業務内容を一時的に軽減してもらう必要があります。全体的な目安として、術後1週間程度はなるべく自宅で安静に過ごすスケジュールを組んでおくことが、トラブルを防ぐ最も安全な対策です。
外出の際も、満員電車など胸が圧迫されるような環境は避けるべきです。通勤が必要な場合は、ピークの時間をずらす、歩行の振動を抑えるために底の厚いクッション性のある靴を履く、荷物をリュックサックではなくキャリーケースにして腕や胸周りの筋肉を使わないようにするなど、具体的な負担軽減策を取り入れてください。
ダウンタイム中の運動は、開始時期を誤ると傷跡が広がったり、内出血が悪化したりする大きな原因となります。軽いストレッチや短時間のウォーキング程度であれば、術後1週間から2週間が経過し、体調が安定していれば徐々に再開して問題ありません。この際も、腕を高く上げる動作や、胸を張るような動きは避けるように意識してください。
ジョギング、エアロビクス、テニスなど、身体が上下に大きく揺れたり胸を激しく動かしたりする有酸素運動や、大胸筋を使う腕立て伏せやウエイトトレーニングといった筋力トレーニングは、術後約1ヶ月間は完全に控える必要があります。バストが揺れることで皮膚が引き伸ばされ、綺麗な傷跡の形成を阻害してしまうからです。
運動を再開する際は、必ずスポーツ用のサポート力が強いブラジャーを着用し、バストが揺れないようにしっかりと固定してください。最初は普段の半分の強度や時間から始め、痛みや違和感がないかを確認しながら、数週間かけてゆっくりと元の運動レベルに戻していくことが、安全な回復のための鉄則です。
手術の成功だけでなく、患者様ご自身で行う術後ケアと生活習慣の調整が、ダウンタイムの期間を大きく左右します。無意識に行っている習慣が回復を遅らせてしまうこともあるため、ここでは術後の生活において特に気をつけるべきポイントを解説します。
乳房吊り上げ術の後は、重力によるバストの下垂を防ぎ、傷口への負担を最小限にするために、適切な下着でバストを固定することが不可欠です。クリニックから専用の術後ブラジャーやサポーターが提供される場合は、必ず指示通りに着用してください。
ご自身で用意する場合は、ワイヤーが入っているブラジャーは絶対に避けてください。ワイヤーがアンダーバストの傷口を圧迫し、強い痛みや傷の治りの遅れ、最悪の場合は色素沈着を引き起こします。術後1ヶ月程度は、ノンワイヤーで伸縮性があり、バスト全体を包み込んでホールドしてくれるタイプのブラジャーや、前開きのスポーツブラが適しています。前開きタイプであれば、腕を後ろに回したり上に挙げたりせずに着脱できるため、大胸筋を動かして傷口を引っ張るリスクを減らすことができます。
ダウンタイム中は、血流を過剰に促す行動を控えることが、腫れや内出血を早く引かせるための基本です。入浴や激しい運動以外にも、アルコールの摂取は血管を拡張させ、腫れや痛みを増強させるため、術後最低でも1週間、できれば2週間は禁酒を心がけてください。
また、サウナや岩盤浴、激しいマッサージなども同様の理由で1ヶ月程度は控えるべきです。食事に関しても、極端に辛いものや刺激の強いスパイスを大量に摂取すると、発汗や血流増加を招くことがあるため、術後数日間は消化に良く、刺激の少ない和食などを中心とした食生活を送ることをおすすめします。
もし喫煙の習慣がある場合、乳房吊り上げ術を受けるにあたって禁煙は絶対条件と言っても過言ではありません。タバコに含まれるニコチンは血管を強く収縮させる作用があり、手術部位への酸素や栄養の供給を著しく阻害します。
血流が悪化すると、傷口が治りにくくなるだけでなく、最悪の場合は皮膚の組織が壊死してしまうという重大な合併症を引き起こすリスクが高まります。そのため、手術の数週間前から術後1ヶ月以上の期間は、ご自身の回復を守るために必ず禁煙を実施してください。電子タバコや加熱式タバコであってもニコチンが含まれている場合は同様の悪影響があるため、完全な禁煙が必要です。
処方された痛み止めを規定量飲んでも痛みが我慢できないほど強い場合や、片方のバストだけが急激に異常に腫れ上がってきた場合は、内部で血腫と呼ばれる血の塊ができているなど、何らかのトラブルが発生している可能性があります。このような場合は自己判断で市販の鎮痛剤を追加して飲むようなことはせず、速やかに手術を受けたクリニックに連絡し、医師の診察を受けてください。正常な範囲の痛みであれば、冷やしすぎない程度に患部をクーリングしたり、上半身を少し高くして安静にしたりすることで和らぐことがあります。
アンダーバストや乳輪周りの傷跡にブラジャーの生地が擦れて痛みを感じる場合は、直接生地が当たらないように患部を保護することが有効です。医師から許可が出ている前提ですが、清潔な滅菌ガーゼを適度な大きさに切り、傷口とブラジャーの間に挟み込むことで摩擦を大幅に軽減できます。また、ブラジャーのサイズが合っておらず締め付けが強すぎることも原因になりますので、少しゆったりめの、かつ肌触りの良い綿素材などのノンワイヤーブラジャーに変更することも検討してください。
お子様の抱っこや重い荷物を持ち上げる動作は、胸の筋肉(大胸筋)を強く収縮させ、結果として縫合した傷口を強く引っ張ることになります。そのため、術後最低でも2週間はこれらの動作を避ける必要があります。どうしてもお子様の世話が必要な場合は、立ったまま抱き上げるのではなく、座った状態でお子様にご自身の膝の上に乗ってもらうようにするなど、腕や胸の力を使わない工夫をしてください。1ヶ月を過ぎれば徐々に通常の動作が可能になりますが、違和感や痛みを感じた場合はすぐに中止し、無理をしないことが大切です。
医師紹介
形成外科専門医として15年以上の経験を積み、幸いなことに同業のプロの医師たちからも技術を認めていただけるようになりました。


私は、ただ手術をこなすだけの医師でありたくはありません。自ら最新の術式や修正技術を学会などで発信し続けることで、日本の美容医療の安全性や発展に少しでも貢献したい、そして何より、私を頼ってくださる患者様に「本当に安全で最高峰の医療」をお届けしたいと考えています。
第46回日本美容外科学会総会
Breast Augmentation Summit
KIREI(医師向けプラットフォーム)手術配信

誰かが手術した状態を修正するのは、アプローチ方法等が不透明であったり、手術前と比べて新たな問題が複合的に絡み合うなどしている場合が多いため非常に困難です。
豊胸でいえば、アクアフィリング除去などがその最たる例です。注入は素人医師でも手軽にできたものですが、除去はあらゆる組織にこびりついてしまうことで困難になります。
シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸も同じです。最初の手術は簡単でも、その後に修正するのはスキルがないとできません。
私はそれらの修正を求める患者様に向き合い、多くの修正施術を行ってきました。除去からの完全再建、部分的な修正などを行っています。
日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、海を越えて手術を受けに来てくださる患者様が多くいらっしゃいます。
バストの美容医療は極めて繊細で、ミリ単位の「理想の形」や、言葉の奥にある細やかなニュアンスを共有できるかどうかが仕上がりを大きく左右します。だからこそ、私は間に通訳を挟まず、患者様ご自身の言葉を直接お聞きすることをとても大切にしています。
私自身、英語での診療に対応しておりますので、言葉の壁を気にせず、ご希望のイメージや不安な気持ちもご自身の言葉でそのままお伝えください。
I am deeply grateful to welcome many patients who travel not only from within Japan but from across the globe—including the United States, Europe, and various Asian countries—for their surgeries.
Cosmetic breast surgery is an extremely delicate field. The final result depends heavily on sharing a precise, millimeter-accurate vision of your "ideal shape" and truly understanding the subtle nuances behind your words. That is exactly why I place such high importance on listening to you directly, without relying on an interpreter.
Because I provide consultations fully in English, you do not need to worry about any language barriers. Please feel free to share your vision and any concerns you may have, exactly in your own words.