脂肪吸引で頬がこけて後悔…知恵袋によくある後悔と修正方法

顔の脂肪吸引後に頬がこけて老けた印象になってしまい悩んでいる方へ向けて、知恵袋のリアルな相談事例をもとにその原因と具体的な修正方法を詳しく解説します。

すっきりした小顔を目指して顔の脂肪吸引を受けたものの、術後に頬が不自然に凹んでしまい、かえって老けて見える、不健康そうに見えると後悔する声は少なくありません。インターネットの知恵袋などの相談掲示板でも、ダウンタイムを過ぎても頬のこけが治らないという悲痛な相談が多数寄せられています。

一度吸引してしまった脂肪は自然に元に戻ることはないため、深い絶望感を抱いてしまう方も多いですが、現代の美容医療にはこけてしまった部位を美しく修正する治療法が存在します。

目次

脂肪吸引で頬がこけてしまう4つの主な原因

顔の脂肪吸引、特に頬の施術において、なぜ術後に「こけ」が生じてしまうのか、その理由は一つではありません。施術側の技術的な問題から、患者側がもともと持っている骨格の特性、さらには術後の治癒過程における一時的な変化まで、さまざまな要因が複雑に絡み合っています。

ここでは、知恵袋などの相談でも特に頻出する4つの主な原因について、医学的な観点から分かりやすく噛み砕いて解説します。

1. 医師の技術不足やデザインミスによる過剰な脂肪吸引

頬のこけが発生する最も大きな原因は、本来であれば残すべきである健康的な脂肪まで過剰に吸引してしまうことです。

顔の脂肪は、ただ多ければ良いというわけではありませんが、少なすぎると骨格の凹凸がそのまま肌の表面に浮き出てしまいます。特に頬の中央からやや下にかけてのエリアは、若々しさやふっくらとした健康的な印象を保つために、一定の脂肪の厚みが絶対に必要です。

経験の浅い医師や、事前のシミュレーション(デザイン)が不十分なまま施術を行うと、一律に脂肪を限界まで吸引してしまいがちです。その結果、必要なボリュームまで失われ、頬に深い影ができてしまう「こけ」へとつながります。

2. もともとの骨格の既往や脂肪量が考慮されていない

脂肪吸引は、すべての人が同じ基準で脂肪を吸引すれば同じように美しくなるわけではありません。人間には一人ひとり異なる骨格や、もともとの脂肪の付き方のバランスがあります。

たとえば、もともと頬骨(きょうこつ)が前や横に強く張り出しているタイプの方や、エラが張っている方、あるいはもともと頬の脂肪がそこまで多くない方などが、一般的な基準で脂肪吸引を行うとこけが顕著に現れます。

骨の突出がある場合、その周囲の脂肪を減らしすぎると、骨の輪郭が強調されて周囲がガクッと凹んだように見えてしまうためです。個人の骨格的な特徴を見極めずにマニュアル通りの施術を行うことが、後悔を生む原因になります。

3. バッカルファットの同時除去によるボリューム不足

近年、顔の脂肪吸引と同時に「バッカルファット除去」という施術を勧められるケースが増えていますが、これが深刻な頬こけを招く大きな要因となっています。

皮下脂肪(皮膚のすぐ下にある脂肪)の吸引とは異なり、バッカルファットは頬の深い層にある、いわば卵の黄身のような脂肪の塊です。若い頃は高い位置にありますが、年齢とともに下垂してブルドッグのようなたるみの原因になると言われています。

しかし、このバッカルファットを皮下脂肪の吸引と同時に、しかも必要以上に除去してしまうと、頬の中央部分の支えが完全に失われてしまいます。その結果、施術直後あるいは数ヶ月〜数年が経過した後に、頬が劇的にこけてしまい、実年齢よりも一気に老け込んだ印象を与えてしまうケースが多発しているのです。

4. 拘縮(こうしゅく)と呼ばれる術後の一時的な凹凸

術後1ヶ月から3ヶ月頃の時期に頬がこけて見える場合、それは失敗ではなく、身体が傷を治そうとする正常な反応である「拘縮(こうしゅく)」の可能性があります。

脂肪を吸引した後のスペースは、一時的に空洞になります。身体はその空洞を埋め、傷を修復しようとして、内部の組織を硬い線維組織で満たしていきます。この時期は、皮膚が突っ張ったり、触るとカチカチに硬くなったり、部分的に引きつれて凹んで見えたりすることがあります。

拘縮による凹凸やこけは、通常であれば術後半年ほどをかけて組織がゆっくりと柔らかく馴染んでいくため、時間の経過とともに改善していきます。術後3ヶ月未満の段階で「失敗した」と判断するのは早く、まずは組織の回復を待つ必要があります。

こけてしまった頬を美しく元に戻す3つの修正治療

もし、術後半年以上が経過しても頬の凹みが治らない、あるいは明らかに脂肪の取りすぎによって顔のバランスが崩れてしまった場合、どのような対策を取ればよいのでしょうか。

一度物理的に吸引してしまった脂肪は、自然に再生することはありません。そのため、失われたボリュームを外から補う、あるいは周囲の組織の配置を変えることで、こけを目立たなくさせる修正治療が必要となります。現在、一般的に行われている3つのアプローチをご紹介します。

脂肪注入(自家脂肪移植)

自分の体から採取した元気な脂肪細胞を、こけてしまった頬のエリアに細かく注入してボリュームを復元する方法です。

通常は、太ももやお尻、お腹など、脂肪が比較的豊富に余っている部位から特殊な管(カニューレ)を使って脂肪を吸引します。その後、採取した脂肪から不純物や死んだ細胞を遠心分離器などで丁寧に取り除き、濃縮された質の高い脂肪細胞だけを頬に注入します。

自身の組織を使用するため拒絶反応のリスクが極めて低く、注入した脂肪がその場所に生着(定着)すれば、その効果は半永久的に持続するのが最大のメリットです。ただし、注入した脂肪のすべてが生着するわけではなく、一部は体内に吸収されるため、医師の高度な注入技術(マルチレイヤー注入法など、複数の層に細かく分散して打つ技術)が求められます。

ヒアルロン酸注入

医療用のヒアルロン酸製剤を頬の凹んでいる部分に注入し、即座にボリュームを補う手軽な治療法です。

メスを使用せず、注射だけで施術が完了するため、ダウンタイム(腫れや内出血の期間)がほとんどない点が大きな特徴です。注入直後から効果を実感できるため、すぐにでも頬のこけを解消したい方に向いています。また、万が一仕上がりが気に入らない場合でも、ヒアルロン酸を分解する酵素(ヒアルロニダーゼ)を注射すれば、元の状態に戻すことができるという安心感もあります。

デメリットとしては、ヒアルロン酸は時間の経過(およそ1年から2年程度)とともに徐々に体内に吸収されていくため、ふっくらとした状態を維持するためには、定期的に追加の注入を受ける必要がある点です。

糸リフト(スレッドリフト)

皮膚のたるみによって生じている影や凹みを、特殊な医療用の糸を使って物理的に引き上げることで、こけを目立たなくする方法です。

脂肪吸引後に皮膚が余ってしまい、それが下方にたるむことで、頬の上がこけて下が膨らむというアンバランスな陰影ができることがあります。このようなケースでは、トゲ(コグ)のついた糸を皮下組織に挿入し、下がってしまった脂肪や皮膚を本来の若い位置へとリフトアップします。

位置を調整することで、凹んでいた部分に周囲の組織が移動し、結果としてこけが平らにならされます。脂肪やヒアルロン酸を「足す」治療とは異なり、顔全体のたるみを引き締めてシャープに見せつつ、不自然な影を消すことができるため、顔をこれ以上大きくしたくないという方に適しています。

脂肪吸引の失敗・後悔を避けるためのクリニック選びの基準

顔の脂肪吸引で後悔しないために、そして修正治療を成功させるために最も重要なのは、価格の安さや広告の華やかさではなく、医師の「見極める力」と「技術力」です。

骨格を無視した画一的な大量吸引を行うようなクリニックを避け、安全かつ美しい仕上がりを手に入れるための具体的なチェックポイントを解説します。

重力を考慮した立体的なデザイン力と豊富な実績があるか

顔の脂肪吸引において、ベッドに仰向けに寝た状態だけでデザインを行う医師は避けるべきです。

人間は日常生活の大半を、座るか立った状態で過ごしています。脂肪や皮膚は重力によって下方に引っ張られるため、寝ている状態と起き上がっている状態では、脂肪のつき方や影の見え方がまったく異なります。優れた医師は、必ず患者を座らせた状態(直立した状態)で顔を観察し、重力でどこに脂肪が溜まり、どこの脂肪を残せば若々しく見えるかをミリ単位で細かくマーキングします。

クリニックのホームページやSNSで症例写真を確認する際は、単に「細くなった」という結果だけでなく、頬のラインに不自然な影ができていないか、健康的な丸みが残されているかをシームレスに観察してください。

カウンセリングで自身の骨格に合った適切な提案をしてくれるか

優れた医師は、カウンセリングの段階で「本当に脂肪吸引が必要な状態か」を冷徹に見極めます。

患者が「顔を小さくしたい」と希望しても、その原因が脂肪ではなく骨格(エラが張っているなど)や、筋肉(咬筋の肥大)である場合、脂肪吸引を行うと確実に頬がこけます。また、皮膚のたるみが原因である場合も、脂肪を減らすことでさらにたるみが悪化し、結果として老けて見えるようになります。

カウンセリングの際に、あなたの顔のバランスを見て、あえて「脂肪吸引はやめたほうがいい」「あなたはこけやすい骨格だから、この部分は吸引せず残します」とはっきりとリスクを提示してくれる医師は信頼できます。メリットばかりを強調し、バッカルファット除去などの他施術を無理にセットで勧めてくるような環境での契約は一度踏みとどまるべきです。

よくある質問

顔の脂肪吸引後の頬こけに悩む方が、実際に修正や対策を検討する際に直面するリアルな疑問に回答します。

Q1. 術後2ヶ月ですが、頬が明らかに凹んで影ができています。今すぐヒアルロン酸や脂肪注入で修正することは可能ですか?

術後2ヶ月の段階では、まだ組織が修復の途中段階(拘縮期)にあるため、この時期の即座の注入修正はおすすめできません。

内部の組織が硬く不均一になっている状態のところにヒアルロン酸や脂肪を注入しても、狙った場所にきれいに分散せず、仕上がりがボコボコになってしまうリスクが高くなります。また、拘縮が治まる術後半年ほどが経過すると、凹みが自然にふっくらと馴染んで消えるケースも珍しくありません。

まずは焦らず、術後6ヶ月が経過して組織が完全に柔らかくなるのを待ってください。半年を過ぎてもなお凹みが残っている場合に、初めて修正治療の検討を開始するのが医学的に安全な手順です。

Q2. 頬こけの修正として脂肪注入を考えていますが、注入した脂肪がさらにたるんで、将来的にブルドッグ顔になることはありませんか?

適切な量と適切な層への注入が行われれば、将来的にそれが原因で重いたるみ(ブルドッグ顔)に発展する可能性は極めて低いです。

頬こけの修正で行う脂肪注入は、皮膚のすぐ下の浅い層に大量に入れるわけではなく、骨膜の上や深い脂肪層など、土台となる部分をふっくらと支えるように注入します。これにより、失われていた顔の内側の容積が戻り、むしろ余ってたるんでいた皮膚が内側から押し上げられてピンと張るため、たるみの改善効果が期待できます。

ただし、一度に欲張って過剰な量の脂肪を注入してしまうと、重みで下垂する原因になり得ます。生着率を見越した上で、ミリ単位の緻密な量調整ができるドクターに依頼することが重要です。

Q3. 知恵袋で「脂肪吸引後の頬こけは、体重を増やして太れば元に戻る」という書き込みを見ました。本当でしょうか?

残念ながら、太っても脂肪吸引でこけてしまった部分だけをピンポイントで元に戻すことは不可能です。

脂肪吸引という施術は、脂肪細胞の「大きさ」を小さくするのではなく、脂肪細胞の「数」そのものを物理的に吸引して減らす行為です。一度取り除かれた部位の脂肪細胞は二度と増えません。

仮に術後に体重を増やして太った場合、脂肪吸引をしていない部位(顎下や、お腹、太もも、あるいは吸引を免れた頬の他の部位)の脂肪細胞が肥大化して太るため、顔全体のバランスがさらに崩れたり、太りたくない場所だけが太ってしまったりする結果になりかねません。健康的な食事と体重を維持したまま、凹んだ部分だけを医療的な修正治療で補うのが最も確実で美しい解決策です。

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私は、ただ手術をこなすだけの医師でありたくはありません。自ら最新の術式や修正技術を学会などで発信し続けることで、日本の美容医療の安全性や発展に少しでも貢献したい、そして何より、私を頼ってくださる患者様に「本当に安全で最高峰の医療」をお届けしたいと考えています。

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多くの医師が嫌がる他院修正に強い

修正症例

誰かが手術した状態を修正するのは、アプローチ方法等が不透明であったり、手術前と比べて新たな問題が複合的に絡み合うなどしている場合が多いため非常に困難です。

豊胸でいえば、アクアフィリング除去などがその最たる例です。注入は素人医師でも手軽にできたものですが、除去はあらゆる組織にこびりついてしまうことで困難になります。

シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸も同じです。最初の手術は簡単でも、その後に修正するのはスキルがないとできません。

私はそれらの修正を求める患者様に向き合い、多くの修正施術を行ってきました。除去からの完全再建、部分的な修正などを行っています。

海外言語でのご相談も大丈夫です

日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、海を越えて手術を受けに来てくださる患者様が多くいらっしゃいます。

バストの美容医療は極めて繊細で、ミリ単位の「理想の形」や、言葉の奥にある細やかなニュアンスを共有できるかどうかが仕上がりを大きく左右します。だからこそ、私は間に通訳を挟まず、患者様ご自身の言葉を直接お聞きすることをとても大切にしています。

私自身、英語での診療に対応しておりますので、言葉の壁を気にせず、ご希望のイメージや不安な気持ちもご自身の言葉でそのままお伝えください。

I am deeply grateful to welcome many patients who travel not only from within Japan but from across the globe—including the United States, Europe, and various Asian countries—for their surgeries.
Cosmetic breast surgery is an extremely delicate field. The final result depends heavily on sharing a precise, millimeter-accurate vision of your "ideal shape" and truly understanding the subtle nuances behind your words. That is exactly why I place such high importance on listening to you directly, without relying on an interpreter.
Because I provide consultations fully in English, you do not need to worry about any language barriers. Please feel free to share your vision and any concerns you may have, exactly in your own words.

藤林万里子
形成外科専門医:グラムルールクリニック銀座 院長
グラムルールクリニック院長の藤林万里子と申します。私は日本形成外科学会認定専門医および日本美容外科学会(JSAPS)正会員として、美容医療に携わってまいりました。患者様の理想とする美しさを実現し、自信に満ちた毎日を送っていただくためのサポートを全力で行ってまいります。

【主な資格】
日本形成外科学会 認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
【経歴】
2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
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