男の副乳除去はどう選ぶ?原因別の最適な手術方法と気になる費用の目安

男性の脇の下にある気になる膨らみである副乳は、形成外科や美容外科での適切な除去治療によって根本からスッキリと改善することができます。 筋トレで大胸筋を鍛えたりダイエットをしたりしても、どうしても脇の下の落ちない肉が気になってお悩みではないでしょうか。

その原因は単なる脂肪の蓄積ではなく、本来であれば退化して消えるはずの乳腺組織が残っている副乳である可能性が高いと言えます。

副乳は男性にも多く見られる症状であり、時に生じる痛みや、服の上からでも目立つシルエットによるコンプレックスの大きな原因になり得ます。本記事では、男性の脇に副乳ができる原因から、メスを使った切開や傷跡が目立ちにくい脂肪吸引などの具体的な治療方法、保険適用と自由診療による費用の違い、そして手術後のダウンタイムにおける生活上の注意点までを専門的な視点で詳しくお伝えします。

目次

男に副乳ができる原因とは

男性であっても脇の近くにふくらみやしこりが発生する副乳は、決して珍しい症状ではありません。まずはなぜその部位に膨らみができるのか、ご自身の脇のふくらみが何によって構成されているのかを正しく知ることが、適切な治療方法を選択するための非常に重要な第一歩となります。

脂肪の蓄積による膨らみ

単純な皮下脂肪が脇の周辺に過剰に蓄積しているケースです。体全体の脂肪量が増加した際に脇の下にも脂肪がつきやすくなりますが、一度ついてしまった脇の脂肪は一般的なダイエットや有酸素運動を行っても非常に落ちにくいという特徴があります。また、男性特有のケースとして、大胸筋を鍛える筋力トレーニングを熱心に行った結果、胸の筋肉が発達して周辺が引き締まることで、逆に脇の下に残った脂肪の塊が目立ってしまう現象がよく見られます。筋肉のカットが深くなるほど、筋肉の上に乗っている脂肪の存在感が際立ってしまい、不自然な膨らみとして認識されてしまうのです。

乳腺組織の残留としこり

膨らみの原因が脂肪ではなく、乳腺という組織そのものであるケースです。人間は母親の胎内にいる時期、脇の下から足の付け根にかけて複数の乳腺の元となる線が存在しています。通常は成長とともに胸の1対だけを残して退化して消滅しますが、ごく稀に脇の下などに乳腺組織が退化せずにそのまま残ってしまうことがあります。指で触れた際に、周囲の柔らかい脂肪とは異なるコリコリとした硬いしこりのようなものを感じる場合は、乳腺組織が原因である可能性が極めて高いと言えます。この乳腺組織は放置しても自然に消滅することはなく、体調の変化などによって張りを感じたり、チクチクとした痛みを生じたりすることがあります。

男の副乳除去における主な治療方法

副乳の膨らみを構成している主な原因が脂肪であるか乳腺であるかによって、選ぶべき除去手術のアプローチは大きく変わってきます。ここでは主に形成外科や美容外科の現場で提供されている代表的な治療方法のメカニズムを詳しく解説し、それぞれの治療がどのような方に適しているのかをお伝えします。

乳腺組織を確実に取り除く切開切除法

脇の下の皮膚を小さく切開し、内部にある原因の乳腺組織を根本から物理的に摘出する手術方法です。触診や検査によって明確な乳腺のしこりが確認された方に最も推奨される治療法となります。乳腺は非常に硬い組織であるため、後述する吸引用の管では吸い出すことができません。そのため、メスを用いて直接組織を取り除く必要があります。この方法の最大のメリットは、膨らみの原因そのものを確実に取り除くことができるため、将来的な再発のリスクをほぼゼロに抑えることができる点です。切開と聞くと傷跡が心配になるかもしれませんが、脇の下の自然なシワのラインに沿って数センチだけ切開するため、傷跡が治癒した後は第三者から見てもほとんど分からない程度にまで回復します。

傷跡が目立ちにくい脂肪吸引

膨らみの原因の大部分が皮下脂肪であると診断された場合に適している治療法です。皮膚に数ミリ程度の極小の穴を開け、そこから極細の金属製の吸引管を挿入して、余分な脂肪細胞を直接吸い出します。手術の傷跡が非常に小さく、縫合の必要がないケースもあるほど体への負担が少ないのが特徴です。また、周辺の組織へのダメージを最小限に抑えながら気になるボリュームだけを的確に減らすことができるため、術後の回復が早くダウンタイムを短く済ませたい方に適しています。ただし、硬い乳腺組織が混ざっている場合はこの方法だけでは膨らみを完全に取りきることができないため、事前の正確な診断が不可欠です。

脂肪と乳腺の両方にアプローチする複合治療

乳腺組織の周囲に厚い皮下脂肪がまとわりついている複合的なケースに用いられる、より高度なアプローチです。まず初めに脂肪吸引を行って脇の下全体のボリュームを大幅に減らし、その後、吸引のために開けた同じ小さな傷口、もしくは最小限の切開部から残った乳腺組織を直接切除します。脂肪と乳腺の両方を一度の処置で取り除くことができるため、単独の治療を行うよりも胸周りのシルエットを滑らかで自然な状態に仕上げることが可能です。医師の高い技術力が要求される術式ですが、見た目の美しさに徹底的にこだわりたい方に選ばれることが多い治療法です。

副乳除去手術の費用目安と保険適用の条件

実際に除去手術を受けるにあたって、費用の問題は避けて通れません。副乳の治療は、患者様の症状の重症度や治療を受ける目的によって、健康保険が適用される保険診療になるか、全額自己負担となる自由診療になるかが明確に分かれます。

痛みや生活への支障がある場合の保険診療

形成外科などの医療機関を受診し、医師がその副乳を病的な状態であると診断した場合、健康保険を適用して手術を受けることが可能です。具体的には、副乳に持続的な痛みがある場合や、膨らみが大きすぎて腕を動かす際にこすれて痛みが生じるなど、明確に日常生活に支障をきたしているケースが対象となります。健康保険が適用され3割負担となった場合、初診料や事前の検査代、手術費用などをすべて含めても、おおよそ1万円から5万円程度の費用で治療を終えることができます。ただし、保険診療の最大の目的はあくまで病的な症状の改善であるため、傷跡を極限まで綺麗にすることや、全体のバランスを美しく整えるといった美容面での細かな要望には応じきれない場合がある点を理解しておく必要があります。

見た目の美しさを追求する自由診療

美容外科などのクリニックにおいて、審美的な目的で手術を受ける場合は全額自己負担の自由診療となります。痛みなどの症状はないものの見た目のコンプレックスを解消したい場合や、傷跡をできる限り目立たなく縫合してほしい、周囲の脂肪もバランス良く吸引して男らしい胸板のシルエットに整えたいなど、仕上がりの美しさを最優先にする場合はこちらを選択することになります。費用についてはクリニックの料金体系や施術の範囲、複合治療の有無によって大きく異なり、おおよそ8万円から40万円前後と幅広い相場となっています。保険診療に比べて高額にはなりますが、患者様一人ひとりの理想のボディラインに合わせたオーダーメイドの治療計画を立ててもらえるという大きなメリットがあります。

副乳除去の治療の流れとダウンタイムの注意点

手術を受ける決心をした後、クリニックでどのような手順で治療が進んでいくのか、そして手術後の日常生活においてどのような制限が発生するのかを具体的に把握しておくことは、不安を和らげスムーズな回復を促すために非常に重要です。

手術前の診察とエコー検査による正確な診断

治療の第一歩は、専門医による詳細な診察から始まります。医師が脇の下に直接触れて膨らみの硬さや可動域を確認する触診に加え、超音波を用いたエコー検査を実施することが一般的です。エコー検査を行うことで、皮膚の下にある組織が柔らかい脂肪なのか、それとも高密度な乳腺組織なのかを画像として正確に判別することができます。この事前診断を怠り、乳腺が原因であるにもかかわらず誤って脂肪吸引だけを行ってしまうと、結果的にしこりがそのまま残ってしまうため、エコー検査による確実な見極めは手術を成功させるための最重要プロセスと言えます。

日帰りで可能な手術当日の流れ

男性の副乳除去手術は、そのほとんどが局所麻酔を用いて行われるため、入院の必要はなく手術当日に歩いて帰宅することが可能です。手術台に横になり麻酔の注射を打つ際にわずかな痛みを感じることはありますが、麻酔が効いてしまえば手術中に痛みを感じることはまずありません。手術自体にかかる時間はおおよそ30分から1時間程度と比較的短時間で終了します。手術後は傷口を保護し、出血や腫れを抑えるために医療用のガーゼや包帯などでしっかりと圧迫固定を行います。当日は麻酔の影響や圧迫の窮屈さがあるため、着替えやすく締め付けの少ないゆったりとした前開きのシャツなどを着てクリニックに向かうことを強くおすすめします。

手術後のダウンタイムと日常生活での制限

手術後から体が通常の生活に完全に戻るまでのダウンタイム期間には、いくつかの重要な注意点があります。術後数日間は軽度の痛みや腫れ、内出血が生じることがありますが、処方される痛み止めを服用することで十分にコントロール可能な範囲です。切開を伴う手術の場合は、術後1週間前後のタイミングでクリニックに再来院し、抜糸を行う必要があります。抜糸が終わるまでは傷口を清潔に保ち、湯船に浸かる入浴は避けてシャワーのみで済ませてください。また、大胸筋や広背筋などの大きな筋肉を激しく動かす筋力トレーニングや、ゴルフなどの上半身を大きくねじるスポーツは、傷口が引っ張られて開いてしまったり、内部で再出血を起こしたりする危険性があるため、少なくとも術後2週間ほどは完全に控える必要があります。デスクワークなどの軽い仕事であれば、翌日から問題なく復帰することが可能です。

男の副乳除去に関するよくある質問

ここでは、実際に副乳除去の手術を前向きに検討されている男性患者様からよく寄せられる、実生活に直結した現実的な疑問や不安について詳しくお答えします。ご自身のライフスタイルや不安に当てはめて、治療を検討する際の判断材料にしてください。

手術の傷跡は将来的にどのくらい目立たなくなりますか

切開法を選択した場合でも、熟練した医師であれば脇の下に元々ある自然なシワのラインに沿ってメスを入れるため、初期段階から傷跡は比較的目立ちにくい状態に仕上がります。術後数ヶ月間は傷口の周辺が赤みを帯びたり、一時的な色素沈着によって茶色っぽく見えたりすることがありますが、これは正常な治癒過程です。半年から1年という時間をかけて組織が徐々に回復していくと、最終的には細く白い線のようになり、腕を高く上げない限り他人に気づかれることはほとんどないレベルにまで落ち着きます。術後は医師の指示に従い、摩擦を防ぐ保護ケアを怠らないことが、傷跡をより綺麗に治すための鍵となります。

筋トレへの復帰はいつからどのようなメニューで行えますか

激しい筋力トレーニングへの復帰は、手術の方法や個人の回復スピードによっても異なりますが、安全を期すために術後2週間は完全に休むことを推奨します。2週間を経過した後は、傷口に直接的な負担がかからない下半身のトレーニングや、軽い有酸素運動から徐々に再開していくのが理想的です。ベンチプレスやラットプルダウンなど、大胸筋や脇の下の皮膚が強く引き伸ばされるような高負荷のメニューについては、術後1ヶ月目の診察で医師の許可を得てから再開するのが最も安全です。自己判断で早すぎる段階から無理に負荷をかけると、傷跡が太く赤く盛り上がる状態になってしまうリスクがあるため十分に注意してください。

脂肪吸引だけを行って乳腺が残った場合再発の可能性はありますか

膨らみの主な原因が乳腺組織であったにもかかわらず、費用や手軽さを理由に脂肪吸引のみの治療を選択してしまった場合、残念ながら根本的な解決にはなりません。脂肪細胞は吸引によって確実に減少しますが、硬い乳腺組織は管で吸い出すことができないため、術後も脇の下にしこりとしてそのまま残ってしまいます。さらに、周囲の脂肪がなくなったことで、かえって残った乳腺の膨らみや硬さが以前よりも悪目立ちしてしまうという失敗ケースも存在します。また、残存した乳腺組織が将来的な体調の変動などによって再び肥大化する可能性もゼロではありません。このような事態を防ぐためにも、事前のエコー検査で内部の構造を正確に把握し、乳腺が存在する場合は必ず切開法や複合治療を選択することが極めて重要です。

豊胸に関するご相談を随時受付中

医師紹介

日本美容外科学会総会
Breast Augmentation Summit等に登壇

形成外科専門医として15年以上の経験を積み、幸いなことに同業のプロの医師たちからも技術を認めていただけるようになりました。

日本美容外科学会総会Breast Augmentation Summit等に登壇
日本美容外科学会総会Breast Augmentation Summit等に登壇

私は、ただ手術をこなすだけの医師でありたくはありません。自ら最新の術式や修正技術を学会などで発信し続けることで、日本の美容医療の安全性や発展に少しでも貢献したい、そして何より、私を頼ってくださる患者様に「本当に安全で最高峰の医療」をお届けしたいと考えています。

第46回日本美容外科学会総会

Breast Augmentation Summit

KIREI(医師向けプラットフォーム)手術配信

藤林院長
お気軽にご相談ください
LINE相談を解放中です♪
LINEで無料相談する

多くの医師が嫌がる他院修正に強い

修正症例

誰かが手術した状態を修正するのは、アプローチ方法等が不透明であったり、手術前と比べて新たな問題が複合的に絡み合うなどしている場合が多いため非常に困難です。

豊胸でいえば、アクアフィリング除去などがその最たる例です。注入は素人医師でも手軽にできたものですが、除去はあらゆる組織にこびりついてしまうことで困難になります。

シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸も同じです。最初の手術は簡単でも、その後に修正するのはスキルがないとできません。

私はそれらの修正を求める患者様に向き合い、多くの修正施術を行ってきました。除去からの完全再建、部分的な修正などを行っています。

海外言語でのご相談も大丈夫です

日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、海を越えて手術を受けに来てくださる患者様が多くいらっしゃいます。

バストの美容医療は極めて繊細で、ミリ単位の「理想の形」や、言葉の奥にある細やかなニュアンスを共有できるかどうかが仕上がりを大きく左右します。だからこそ、私は間に通訳を挟まず、患者様ご自身の言葉を直接お聞きすることをとても大切にしています。

私自身、英語での診療に対応しておりますので、言葉の壁を気にせず、ご希望のイメージや不安な気持ちもご自身の言葉でそのままお伝えください。

I am deeply grateful to welcome many patients who travel not only from within Japan but from across the globe—including the United States, Europe, and various Asian countries—for their surgeries.
Cosmetic breast surgery is an extremely delicate field. The final result depends heavily on sharing a precise, millimeter-accurate vision of your "ideal shape" and truly understanding the subtle nuances behind your words. That is exactly why I place such high importance on listening to you directly, without relying on an interpreter.
Because I provide consultations fully in English, you do not need to worry about any language barriers. Please feel free to share your vision and any concerns you may have, exactly in your own words.

藤林万里子
形成外科専門医:グラムルールクリニック銀座 院長
グラムルールクリニック院長の藤林万里子と申します。私は日本形成外科学会認定専門医および日本美容外科学会(JSAPS)正会員として、美容医療に携わってまいりました。患者様の理想とする美しさを実現し、自信に満ちた毎日を送っていただくためのサポートを全力で行ってまいります。

【主な資格】
日本形成外科学会 認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
【経歴】
2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次