産後の副乳が痛い!脇の下の腫れや痛みを和らげる正しい対処法とセルフケア

産後に生じる脇の下の副乳の腫れや痛みにお悩みの方に向けて、痛みの原因や自宅で今すぐできる正しい対処法を詳しく紹介します。

出産という大仕事を終え、いよいよ赤ちゃんとの新生活や授乳が始まった直後、脇の下にボコボコとしたしこりができたり、ズキズキと痛んで腕が振れなくなったりすることに驚くママは少なくありません。実はその脇の下の腫れや痛みは、生まれつき体に眠っていたもう一つの乳腺組織である副乳が原因である可能性が高いです。授乳期における急激なホルモンバランスの変化に反応して、本来の胸と同じように母乳を作ろうとすることで、こうした辛い症状が現れます。慣れない育児で忙しい日々のなか、得体の知れない脇の下の痛みや腫れに大きな不安を抱くのは当然のことです。しかし、原因を知り、冷却などの適切なセルフケアを行うことで、痛みを和らげ、自然と落ち着かせていくことができます。まずはご自身の体で何が起きているのかを正しく理解し、焦らずに対策を始めていきましょう。副乳 産後 痛いで悩む方は一度ご相談ください。

目次

産後に脇の下が腫れて痛むのはなぜ?副乳の正体と原因

人間が進化する過程で体の一部に残った副乳の仕組み

副乳とは、本来の左右一対のバストとは別の場所に残ってしまった、もう一つの乳腺組織や乳頭のことを指します。人間以外の多くの哺乳類には複数の乳房がありますが、人間もかつては、脇の下から胸を通り、内太ももの付け根に至るミルクラインと呼ばれる線上に複数の乳房の芽を持っていました。進化の過程で胸の2つだけが残り、他は退化したのですが、退化しきれずに残ったものが副乳と呼ばれます。女性の約5パーセント程度にみられるもので、それほど珍しいものではありません。普段は皮膚の下にひっそりと隠れているため、自分自身でも副乳があることにまったく気づかないまま大人になるケースが非常に多いです。

産後に突然副乳が発達して痛みや腫れを引き起こすメカニズム

普段は気づかないほど小さな副乳が、なぜ産後に突然主張し始めるのでしょうか。その答えは、妊娠から産後にかけて生じる急激な女性ホルモンの変化にあります。出産を終えると、ママの体の中では赤ちゃんにおっぱいを届けるために、プロラクチンという母乳の分泌を促すホルモンが大量に放出されます。このホルモンは、本来の胸だけでなく、全身に残っているすべての乳腺組織に働きかけます。そのため、脇の下に眠っていた副乳にもおっぱいを作りなさいという指令が届いてしまい、乳腺が急激に発達し始めるのです。特に産後2日から5日目頃は、母乳が勢いよく作られ始める時期であるため、副乳もゴルフボールほどの大きさにぷっくりと腫れ上がり、ズキズキとした強い痛みを引き起こすようになります。

産後の副乳による痛みやしこりはいつまで続くのか

脇の下が腫れて腕を閉じるのも辛い状態になると、このまま痛みがずっと続くのではないかと不安になりますよね。しかし、この産後の副乳の痛みは、一時的な生理現象であることがほとんどです。多くの場合は、産後1週間から2週間ほど経ち、赤ちゃんが飲む母乳の量とママの体で作られる母乳の量のバランスが整ってくると、自然と痛みや腫れは落ち着いていきます。授乳期間中を通してうっすらとしこりやふくらみが残ることもありますが、母乳を出す必要がないと体が判断するにつれて、副乳の乳腺活動は次第に衰え、卒乳や断乳を迎える頃には元の目立たない状態に戻っていきます。

産後に突然、脇の下が大きく腫れて痛むと本当に不安になりますよね。これは体が赤ちゃんのために一生懸命おっぱいを作っている証拠です。絶対に無理に揉まず、まずは優しく冷やしながらご自身の体を労わってあげてくださいね。

産後の副乳の痛みを今すぐ和らげるための正しい5つの対処法

1. 冷やすことで血管を収縮させて腫れと痛みを抑える

産後の副乳の痛みや熱感を和らげるために、最も効果的で安全な方法が冷やすことです。保冷剤や薄いアイスノンなどを準備し、必ず清潔なフェイスタオルなどで包んでから、脇の下の痛む部分にそっと当ててください。冷やすことで、拡張して炎症を起こしている血管や乳管が一時的に収縮し、過剰な母乳の生成や血流を抑えることができます。これにより、パンパンに張った熱感が和らぎ、痛みがかなり楽になります。お風呂上がりなど、体が温まって痛みが強くなりやすいタイミングで行うのも効果的です。ただし、凍傷を防ぐために保冷剤を直接肌に当てることは避け、冷やしすぎにも注意しましょう。

2. 触ったりマッサージしたりせず刺激を極力与えない

脇の下に硬なしこりや腫れができると、つい気になって指でぐいぐいと揉みほぐしたくなったり、母乳を搾り出そうとしたりしてしまいがちです。しかし、これは絶対に避けてください。副乳に強い刺激やマッサージを与えると、脳はさらに母乳を作ろうと刺激ホルモンを分泌してしまい、かえって腫れや痛み、炎症を悪化させることになります。また、副乳の多くは本来の乳房のように母乳を体外へスムーズに排出する乳管が十分に開通していないため、中で母乳が行き場を失って強い炎症を引き起こすリスクもあります。気になる気持ちはぐっとこらえて、触らずにそっとしておくのが一番の近道です。

3. 脇の下を締め付けず適度にサポートする下着を選ぶ

産後の敏感な時期は、下着の選び方一つで副乳の痛みが大きく変わります。ワイヤー入りのブラジャーや、脇が高めに設計されている補正下着は、脇の下の副乳を強く圧迫してしまうため、血液やリンパの流れを滞らせて痛みを増幅させる原因になります。授乳期は、ノンワイヤーで締め付け感のない授乳用ブラジャーや、胸全体を優しく包み込んでくれるスポーツブラを着用しましょう。一方で、全く下着をつけずに胸が揺れる状態も、脇の下に響いて痛みを感じやすくなります。適度にフィットしつつ、脇の下に食い込まない柔らかい素材のものを選ぶのが理想的です。また、脇との摩擦を避けるために、ブラジャーの脇部分に柔らかいガーゼや母乳パッドを挟んでクッション代わりにするのも非常におすすめです。

4. 本来の乳房での授乳リズムを整えて副乳の過剰な働きを抑える

副乳の腫れを根本的に落ち着かせるためには、本来の左右の乳房で正しい授乳を継続し、授乳リズムを整えることが大切です。赤ちゃんが本来のおっぱいを上手にしっかり吸ってくれるようになると、ママの体は赤ちゃんが求める必要量だけを本来の乳房で作るよう、上手にコントロールし始めます。おっぱいの需要と供給のバランスが整ってくると、余分な場所にある副乳での母乳産生は必要ないと体が判断し、副乳の乳腺活動が自然と落ち着いていきます。赤ちゃんの抱き方を工夫し、おっぱいを深く吸わせるようにして、本来の胸の母乳をしっかりとスムーズに排出させましょう。

5. 痛みが我慢できないときは授乳中も使える鎮痛薬に頼る

セルフケアを試してもどうしても脇の下が痛く、赤ちゃんのお世話をすることや夜眠ることが難しい場合は、我慢しすぎずに薬を服用することも検討しましょう。授乳中のママであっても、赤ちゃんにほとんど影響を与えずに服用できる解熱鎮痛薬があります。一般的には、アセトアミノフェンやイブプロフェン、ロキソプロフェンといった成分を含むお薬が使用されることが多いです。これらは痛みを鎮めるだけでなく、副乳で起こっている炎症を抑える働きも期待できます。自己判断で手持ちの薬を飲むのではなく、まずは出産した産婦人科の医師や助産師、または身近な薬剤師に授乳中であることを伝えたうえで相談し、適切なお薬を処方・選択してもらうと安心です。

どうしても痛いときは保冷剤で冷やすのが基本です。また、脇に直接触れる摩擦を防ぐために、厚手のガーゼやカット綿をブラジャーの脇に挟んでおくだけでも、衣服の擦れによる痛みが劇的に和らぎますよ。

副乳以外の病気が隠れているサインと医療機関を受診する目安

乳腺炎や脇の下のリンパ節の腫れとの違いと見分け方

産後に脇の下が痛む場合、その多くは副乳による生理的な張りですが、まれにそれ以外のトラブルが隠れていることがあります。代表的なものとして、本来の乳房の乳腺炎や、脇の下にあるリンパ節の腫れが挙げられます。乳腺炎は、おっぱいが乳管に詰まったり細菌が入り込んだりして激しい炎症を起こす病気です。胸の脇近くにある乳腺が乳腺炎を起こすと、まるで脇の下全体が腫れて痛むように感じられることがあります。また、お産のダメージや寝不足による免疫力の低下、授乳による乳頭の傷から細菌が侵入することで、脇の下のリンパ節がフィルターの役割を果たして腫れ、痛むこともあります。これらは副乳とは対処法や必要な治療が異なります。

産婦人科や乳腺外科などの病院を受診するべき3つの基準

脇の下の痛みや腫れが、単なる産後の副乳の張りにとどまらず、以下のような症状を伴う場合は、放置せずに早めに医療機関(出産した産婦人科や母乳外来、乳腺外科など)を受診してください。第一に、38度以上の急激な発熱やインフルエンザのような寒気・だるさがある場合です。これは乳腺炎や細菌感染が体内で強く起こっている重要なサインです。第二に、脇の下の皮膚が明らかに赤く腫れ上がり、触ると熱を帯びていて、拍動するようなズキズキとした痛みが日ごとに強くなっている場合です。第三に、本来の乳房もカチカチに張って赤みがあり、赤ちゃんにおっぱいを吸わせてもしこりが全く取れない場合です。このような場合は適切な消炎鎮痛薬や抗生物質、専門家による助産師外来でのケアが必要になります。

熱が出たり、脇の下が真っ赤になって熱を持ったりしたときは、副乳の張りだけでなく細菌感染や乳腺炎の可能性があります。つらいときは我慢せず、出産した産院や近くの母乳外来を頼ってくださいね。

産後の副乳に関するよくある質問

副乳に溜まった母乳を無理に搾り出すとどうなりますか?

副乳に溜まった母乳を無理に搾り出そうとするのは非常に危険です。副乳は本来の乳房と異なり、母乳がスムーズに外に排出されるための出口(乳管や乳頭)が十分に作られていないケースがほとんどです。そのため、無理に圧迫して搾ろうとすると、行き場を失った母乳が皮膚の下や乳腺組織の内部に漏れ出し、激しい炎症を伴う乳腺炎のような状態を誘発してしまいます。また、無理な圧迫は組織を傷つけてしこりを悪化させる原因にもなります。決してご自身で搾ろうとはせず、冷やして活動を落ち着かせることに専念しましょう。

授乳期が終わっても脇の下のしこりが完全に消えないのは異常ですか?

授乳期が終わり、卒乳や断乳を迎えると、ホルモンの減少に伴って副乳は大幅に縮み、痛みもほとんど感じなくなります。しかし、一度発達した乳腺組織や、周囲についた脂肪などが完全に消えてなくなるわけではないため、触ると少し柔らかいしこりのように残ったり、皮膚のたるみとして少しふくらみが残ったりすることは決して異常ではありません。痛みや急激な大きさの変化がなければそのまま放置しておいて問題ありませんが、もし卒乳後も痛みが続く場合や、だんだんとしこりが硬く、大きくなっていくような感覚がある場合は、念のため乳腺外科でエコー検査などを受けて安全を確認しておくと安心です。

次の子を出産したときにも再び同じ場所が痛むのでしょうか?

はい、残念ながら次の出産を迎えた際にも、再び同じ場所の副乳が腫れて痛む可能性は非常に高いです。これは、副乳の乳腺組織そのものが体の中に残り続けているため、妊娠・出産によるホルモン分泌の再開によって、再び同じように発達を始めるからです。ただし、一人目の時に痛みの原因や対処法を経験して知っているため、二人目以降は産後すぐに冷やすなどのセルフケアを先回りして行うことができます。事前に準備と心構えをしておくことで、一人目の時よりもずっと楽に乗り切ることができるママが多いです。

副乳を根本的に治療してきれいに除去する方法はありますか?

副乳を根本的に消し去りたい場合は、医療機関での手術による切除治療が唯一の方法となります。手術では、脇の下の目立たない部分を少し切開し、原因となっている余分な乳腺組織や脂肪を取り除きます。これにより、将来の生理前や妊娠時の腫れ・痛みを根本的に防ぐことができ、見た目もすっきりと改善します。ただし、この切除手術は授乳中や産後すぐの時期に行うことはできません。授乳期の乳腺は血液が非常に豊富で腫れているため、手術のリスクが高くなるからです。手術を検討する場合は、完全に卒乳し、ホルモンバランスや乳腺の状態が元に戻った落ち着いた時期に、形成外科や美容外科、乳腺外科などで医師に相談するようにしましょう。

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形成外科専門医として15年以上の経験を積み、幸いなことに同業のプロの医師たちからも技術を認めていただけるようになりました。

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私は、ただ手術をこなすだけの医師でありたくはありません。自ら最新の術式や修正技術を学会などで発信し続けることで、日本の美容医療の安全性や発展に少しでも貢献したい、そして何より、私を頼ってくださる患者様に「本当に安全で最高峰の医療」をお届けしたいと考えています。

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多くの医師が嫌がる他院修正に強い

修正症例

誰かが手術した状態を修正するのは、アプローチ方法等が不透明であったり、手術前と比べて新たな問題が複合的に絡み合うなどしている場合が多いため非常に困難です。

豊胸でいえば、アクアフィリング除去などがその最たる例です。注入は素人医師でも手軽にできたものですが、除去はあらゆる組織にこびりついてしまうことで困難になります。

シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸も同じです。最初の手術は簡単でも、その後に修正するのはスキルがないとできません。

私はそれらの修正を求める患者様に向き合い、多くの修正施術を行ってきました。除去からの完全再建、部分的な修正などを行っています。

海外言語でのご相談も大丈夫です

日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、海を越えて手術を受けに来てくださる患者様が多くいらっしゃいます。

バストの美容医療は極めて繊細で、ミリ単位の「理想の形」や、言葉の奥にある細やかなニュアンスを共有できるかどうかが仕上がりを大きく左右します。だからこそ、私は間に通訳を挟まず、患者様ご自身の言葉を直接お聞きすることをとても大切にしています。

私自身、英語での診療に対応しておりますので、言葉の壁を気にせず、ご希望のイメージや不安な気持ちもご自身の言葉でそのままお伝えください。

I am deeply grateful to welcome many patients who travel not only from within Japan but from across the globe—including the United States, Europe, and various Asian countries—for their surgeries.
Cosmetic breast surgery is an extremely delicate field. The final result depends heavily on sharing a precise, millimeter-accurate vision of your "ideal shape" and truly understanding the subtle nuances behind your words. That is exactly why I place such high importance on listening to you directly, without relying on an interpreter.
Because I provide consultations fully in English, you do not need to worry about any language barriers. Please feel free to share your vision and any concerns you may have, exactly in your own words.

藤林万里子
形成外科専門医:グラムルールクリニック銀座 院長
グラムルールクリニック院長の藤林万里子と申します。私は日本形成外科学会認定専門医および日本美容外科学会(JSAPS)正会員として、美容医療に携わってまいりました。患者様の理想とする美しさを実現し、自信に満ちた毎日を送っていただくためのサポートを全力で行ってまいります。

【主な資格】
日本形成外科学会 認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
【経歴】
2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
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