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この記事ではアクアフィリング豊胸後に発生する可能性がある後遺症の症状、そして妊娠や授乳への具体的な影響を詳しく解説します。
過去にアクアフィリング豊胸をしたことがある方で無症状でも内部で組織を溶かしている恐れがあります。当院に相談に来られる方の多くも無症状で5年~10年過ごしてきたが、急に胸がはれ上がってしまったり、赤くはれたり、熱が出たりなど一気に深刻な状態になるケースを確認しています。
今は大丈夫と思っている間にアクアフィリングを取り除き、綺麗な胸にすることが大切です。放っておいてバストが崩れると再建が難しくなります。
15年以上、胸の再建や豊胸を専門にしてきた
形成外科専門医のDr.藤林に直接相談!
豊胸に関する疑問なんでもお答えします。
アクアフィリングは、成分の約98パーセントが水分で構成されていると謳われ、かつては安全性が高い注入剤として広く普及しました。しかし、実際には体内で吸収されずに残り続け、さまざまな後遺症を引き起こすリスクがあることが判明しています。ここでは、特に報告が多い主な後遺症について深掘りしていきます。
アクアフィリング注入後に最も多く見られる後遺症の一つが、胸の中にできるしこりです。注入された薬剤が周囲の組織と反応して膜を作ったり、薬剤自体が固まったりすることで、触れると硬い塊として感じられるようになります。当初は柔らかい質感だったとしても、数年が経過してから急にしこりが目立ち始めるケースも少なくありません。しこりが大きくなると、バストの形が左右非対称になったり、表面に不自然な凹凸ができたりと、見た目の美しさを大きく損なう原因となります。
アクアフィリングは異物であるため、体内の免疫反応や細菌感染によって炎症を起こすことがあります。感染症を発症すると、胸全体の腫れ、激しい痛み、皮膚の熱感や赤みといった症状が現れます。アクアフィリングの恐ろしい点は、注入から数年が経過していても突然発症する可能性があることです。一度感染が起きると、抗生剤の投与だけでは根本的な解決に至らないことが多く、原因となっている充填剤を物理的に除去しなければ炎症が鎮まらないケースがほとんどです。
アクアフィリングは親水性が高く組織に馴染みやすい反面、体内で移動しやすいという性質を持っています。注入された場所にとどまらず、重力や筋肉の動きによって脇の下、背中、さらには腹部へと流れてしまうことがあります。これをマイグレーション(移動)と呼びます。一度移動してしまった薬剤は、除去が非常に困難であり、移動先で炎症やしこりを作るリスクがあるため、非常に厄介な後遺症といえます。バスト以外の場所に覚えのない腫れや違和感が生じた場合は、アクアフィリングの移動を疑う必要があります。

アクアフィリングは体内で分解されないため、時間の経過とともにリスクが高まる傾向にあります。少しでも違和感やしこりを感じたら、放置せずに専門のクリニックでエコー検査を受けることが大切です。


将来的に子供を望んでいる方や、現在妊娠中の方にとって、アクアフィリングが及ぼす影響は切実な問題です。アクアフィリングの成分が乳腺や授乳にどのような影響を与えるのか、詳しく見ていきましょう。
授乳期は乳腺が非常に発達し、血液やリンパの流れが活発になります。この時期にアクアフィリングが体内に残っていると、肥大した乳腺に圧迫された薬剤が乳管内に入り込む危険性があります。乳管に異物が混じると、母乳の通り道が塞がれてしまい、ひどい乳腺炎を引き起こす原因となります。通常の乳腺炎よりも症状が重篤化しやすく、高熱や膿が溜まるなどのトラブルに発展しやすいため、授乳を断念せざるを得ない状況に追い込まれることもあります。
妊娠中はホルモンバランスの影響でバストが急激に大きくなり、皮膚も引き伸ばされます。この急激な組織の変化にアクアフィリングが追いつけず、充填剤を包んでいる膜が破れたり、位置がズレたりすることがあります。また、妊娠中は免疫力が低下しやすいため、それまで安定していたアクアフィリングが突然感染症を引き起こすリスクも高まります。妊娠してから後遺症が発覚した場合、治療で使用できる薬剤や手術のタイミングに制限が出るため、非常に困難な状況に陥りやすくなります。
アクアフィリングの主成分はポリアクリルアミドと呼ばれる化合物です。これが分解された際に発生するモノマー成分には神経毒性があるという指摘もあり、母乳を通じて赤ちゃんに悪影響を及ぼさないかという強い不安を抱える母親は少なくありません。医学的に明確な悪影響が完全に証明されているわけではありませんが、異物が混じっている可能性がある母乳を与えること自体が、母親にとって大きな精神的ストレスとなります。育児に集中すべき時期に、こうした不安を抱え続けることは避けたいものです。



妊娠や授乳を控えている方は、その前にアクアフィリングを除去することを強くおすすめします。トラブルが起きてからでは遅いため、早めの対策が健やかな育児につながります。
アクアフィリングによる後遺症を放置しておくと、事態はさらに深刻化します。なぜ早期に適切な処置、特に除去が必要なのか、その理由を具体的に解説します。
アクアフィリングが原因で起きた炎症を放置すると、周囲の健康な組織までダメージを受け、最悪の場合は組織が壊死してしまうことがあります。壊死が進むと、バストの皮膚が破れて中から膿や薬剤が噴き出してくることもあり、そうなると修正手術を行っても元の綺麗なバストの形に戻すことは極めて困難になります。炎症が軽度のうちに原因物質を取り除くことが、バストの機能を守るための最善策です。
アクアフィリングが注入されていると、乳がん検診の際に正確な診断を妨げる要因になります。マンモグラフィ検査では充填剤が影となって、初期のがんを見逃してしまうリスクがあります。また、MRI検査でも充填剤がノイズとなり、精密な画像診断が難しくなることが多いです。将来の健康を守るための検診が正しく機能しないことは、命に関わる大きなデメリットと言わざるを得ません。
後遺症への対策として最も確実なのは、専門の医療機関でアクアフィリングを除去することです。主な除去方法には以下のようなものがあります。
皮膚を数ミリ切開し、専用のカニューレ(細い管)を用いて、ジェル状のアクアフィリングを吸い出す方法です。組織へのダメージを抑えながら、大部分の薬剤を取り除くことができます。
吸引法と併用されることが多い方法で、生理食塩水などで組織内を洗浄し、細かく分散した薬剤を洗い流します。感染が起きている場合には、膿と一緒に洗い流すことで炎症の早期鎮静を図ります。
しこりが硬くなっていたり、薬剤が組織と複雑に絡み合っていたりする場合は、切開して直接目で確認しながら除去を行います。医師の高度な技術が必要となりますが、確実性の高い方法です。



アクアフィリングの除去は、通常の豊胸手術よりも難易度が高いとされています。経験豊富な医師を選び、しっかりとしたカウンセリングを受けることが、トラブル解決の第一歩です。


後遺症が出る時期には個人差がありますが、注入直後から数ヶ月以内に感染症が出るケースもあれば、3年から5年以上経過してから急にしこりや移動の問題が発生するケースもあります。アクアフィリングは体内に吸収されないため、時間の経過とともにトラブルのリスクが累積していく性質があります。数年間何もなかったからといって、今後も安全であるとは言い切れません。
アクアフィリングを完全に100パーセント除去することは、組織に浸透している性質上、非常に困難な場合が多いです。しかし、トラブルの原因となっている大部分の薬剤を除去することで、痛みや炎症のリスクを大幅に下げることができます。除去後は定期的な検診を受けることで、残存した薬剤による影響を最小限に抑え、健やかな状態を維持することが可能です。
受けることは可能ですが、注意が必要です。マンモグラフィは充填剤が圧迫される際に破裂する恐れがあるため、施設によっては断られることがあります。また、画像の読影が難しくなるため、必ずアクアフィリングが入っていることを事前に検査技師や医師に伝えてください。精密な診断のためには、エコー検査やMRI検査を組み合わせることが推奨されます。
除去の方法や範囲によって異なりますが、吸引法であれば数日から1週間程度の腫れや内出血で済むことが多いです。大きな切開が必要な場合は、痛みが1〜2週間ほど続くこともあります。多くの場合、日常生活への復帰は数日以内に可能ですが、激しい運動や入浴(湯船に浸かること)については医師の指示に従う必要があります。仕事の調整が必要な方は、カウンセリング時に詳しく確認しておきましょう。
医師紹介
形成外科専門医として15年以上の経験を積み、幸いなことに同業のプロの医師たちからも技術を認めていただけるようになりました。




私は、ただ手術をこなすだけの医師でありたくはありません。自ら最新の術式や修正技術を学会などで発信し続けることで、日本の美容医療の安全性や発展に少しでも貢献したい、そして何より、私を頼ってくださる患者様に「本当に安全で最高峰の医療」をお届けしたいと考えています。
第46回日本美容外科学会総会
Breast Augmentation Summit
KIREI(医師向けプラットフォーム)手術配信




誰かが手術した状態を修正するのは、アプローチ方法等が不透明であったり、手術前と比べて新たな問題が複合的に絡み合うなどしている場合が多いため非常に困難です。
豊胸でいえば、アクアフィリング除去などがその最たる例です。注入は素人医師でも手軽にできたものですが、除去はあらゆる組織にこびりついてしまうことで困難になります。
シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸も同じです。最初の手術は簡単でも、その後に修正するのはスキルがないとできません。
私はそれらの修正を求める患者様に向き合い、多くの修正施術を行ってきました。除去からの完全再建、部分的な修正などを行っています。
日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、海を越えて手術を受けに来てくださる患者様が多くいらっしゃいます。
バストの美容医療は極めて繊細で、ミリ単位の「理想の形」や、言葉の奥にある細やかなニュアンスを共有できるかどうかが仕上がりを大きく左右します。だからこそ、私は間に通訳を挟まず、患者様ご自身の言葉を直接お聞きすることをとても大切にしています。
私自身、英語での診療に対応しておりますので、言葉の壁を気にせず、ご希望のイメージや不安な気持ちもご自身の言葉でそのままお伝えください。
I am deeply grateful to welcome many patients who travel not only from within Japan but from across the globe—including the United States, Europe, and various Asian countries—for their surgeries.
Cosmetic breast surgery is an extremely delicate field. The final result depends heavily on sharing a precise, millimeter-accurate vision of your "ideal shape" and truly understanding the subtle nuances behind your words. That is exactly why I place such high importance on listening to you directly, without relying on an interpreter.
Because I provide consultations fully in English, you do not need to worry about any language barriers. Please feel free to share your vision and any concerns you may have, exactly in your own words.



