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アクアフィリングは体内で自然に溶けてなくなることはなく、溶解注射でも簡単に除去できないリスクを伴う充填剤です。かつては手軽な豊胸術として人気を集めましたが、近年では多くのトラブルが発生しています。
現在でも数年前のアクアフィリングによって胸がパンパンに腫れたり、膿が出たり、別の部位へ移動してしまったり多くの問題をかかえる患者様も多くいらっしゃいます。
もし、アクアフィリングを過去に注入し、除去していない。現在も不安を抱えている方はお気軽に当院へご相談ください。
15年以上、胸の再建や豊胸を専門にしてきた
形成外科専門医のDr.藤林に直接相談!
豊胸に関する疑問なんでもお答えします。
アクアフィリングの主成分は、約98パーセントの水分と約2パーセントのポリアミドという合成高分子化合物で構成されています。カウンセリングなどで「成分のほとんどが水なので、数年かけてゆっくりと体内に吸収され、自然に溶ける」と説明を受けた方も多いかもしれません。しかし、これは医学的に見て正確な表現とは言えません。
例えば、同じ注入物でもヒアルロン酸はもともと人体に存在する物質であり、時間の経過とともに酵素によって分解され、体内に吸収されます。一方で、アクアフィリングに含まれるポリアミドは、プラスチックに近い性質を持つ人工的な化合物です。人体にはこのポリアミドを分解する能力が備わっていないため、数年経っても体内に残り続けることが報告されています。
アクアフィリングの販売元や一部のクリニックが強調する「98パーセントが水分」というフレーズは、一見すると安全に聞こえます。しかし、残りの2パーセントであるポリアミドがネットワーク構造を作り、その中に水を閉じ込めている状態です。
この構造は非常に強固であり、水が抜けたとしてもポリアミドそのものが消えてなくなるわけではありません。むしろ、水分が減ることで残った成分が硬くなり、しこりとして触れるようになるケースも散見されます。
ヒアルロン酸の場合は、ヒアルロニダーゼという溶解注射を用いることで、いつでも元の状態に戻すことが可能です。しかし、アクアフィリングには対応する溶解剤が存在しません。
インターネット上の情報で「アクアフィリングも溶かせる」という記載を見かけることがありますが、それはアクアフィリングではなく、別の注入物と混同しているか、誤った情報である可能性が高いです。
一度注入してしまったアクアフィリングは、薬によって化学的に溶かすことは不可能であることを理解しておく必要があります。

アクアフィリングはヒアルロン酸のように手軽に溶かせるものではありません。


アクアフィリングが恐ろしいと言われる最大の理由は、注入された部位に留まらず、周囲の正常な組織に浸潤(しんじゅん)していく性質にあります。浸潤とは、がん細胞が広がるように、健康な細胞の隙間に入り込んでいく現象のことです。アクアフィリングが周囲の脂肪組織や筋肉に入り込むと、そこには慢性的な炎症が発生します。
この慢性炎症が長期間続くと、本来健康であるはずの脂肪細胞や筋組織がダメージを受け、徐々に壊死(えし)したり、変性したりしていきます。これが、読者の方が耳にされる「正常な細胞を溶かす」という表現の実態です。単に物質がそこにあるだけでなく、周囲の生きた組織を蝕んでしまう点が、アクアフィリングの最も警戒すべき副作用と言えます。
アクアフィリングは注入直後こそまとまっていますが、時間が経過するにつれて膜(被膜)を作らず、周囲の組織と直接混ざり合っていきます。
こうなると、どこまでがアクアフィリングで、どこからが正常な胸の組織なのかの境界線が曖昧になります。炎症が起きている部位では組織がドロドロに融解したような状態になることもあり、これが強い痛みや赤み、腫れを引き起こす原因となります。一度組織と一体化してしまうと、それを剥がし取ることは極めて困難です。


注入から数年間は何の症状も出ないこともありますが、5年、10年と経過した後に突然発症するケースも少なくありません。組織が溶けるようにダメージを受けた場合、たとえ後から除去手術を行ったとしても、失われた脂肪や組織を完全に元の形に戻すことは難しくなります。胸の形が歪んだり、不自然な凹凸が残ったりするリスクがあるため、異常を感じる前に適切な診断を受けることが推奨されます。



正常な組織を溶かすように広がる性質は、後発的な感染や痛みの引き金になります。


現時点で無症状であっても、アクアフィリングが体内で分解されているわけではありません。将来的に突然感染を起こしたり、周囲の組織を傷めたりするリスクは残り続けます。特に加齢に伴う組織の変化や免疫力の低下によってトラブルが顕在化することもあるため、定期的な検診(MRIなど)を受け、現在の状態を把握しておくことを強くおすすめします。
アクアフィリングが乳腺組織に浸潤している場合、授乳に影響が出る可能性があります。また、炎症が起きている状態での授乳は、乳腺炎のリスクを高めるだけでなく、成分が母乳に混入するのではないかという不安も拭いきれません。妊娠・出産を考えている方は、事前に専門医に相談し、除去の必要性について検討しておくことが望ましいでしょう。
除去の範囲や手法、組織の状態によって大きく異なりますが、自由診療となるため数十万円単位の費用がかかるのが一般的です。ダウンタイムについては、単純な吸引であれば数日から1週間程度ですが、切開が必要な場合や広範囲の除去では、腫れや痛みが引くまでに2週間から1ヶ月程度を要することもあります。詳細な見積もりや計画については、精密検査後に医師から説明を受ける必要があります。
アクアフィリング注入後にマッサージを行うことは非常に危険です。強い圧力をかけることで、注入物が周囲の組織にさらに浸潤したり、他の部位へ移動(遊走)したりするのを助長してしまう恐れがあります。自己判断で揉んだり動かしたりせず、違和感がある場合は速やかに専門医の診察を受けてください。
アクアリフトもアクアフィリングとほぼ同等の成分(ポリアミド系充填剤)であるとされており、同様のリスク(溶けない、組織への浸潤、移動など)を抱えています。名称が異なっていても、ポリアミドやポリアクリルアミドを主成分とする充填剤であれば、対処法やリスク管理はアクアフィリングと同じように慎重に行う必要があります。
医師紹介
形成外科専門医として15年以上の経験を積み、幸いなことに同業のプロの医師たちからも技術を認めていただけるようになりました。




私は、ただ手術をこなすだけの医師でありたくはありません。自ら最新の術式や修正技術を学会などで発信し続けることで、日本の美容医療の安全性や発展に少しでも貢献したい、そして何より、私を頼ってくださる患者様に「本当に安全で最高峰の医療」をお届けしたいと考えています。
第46回日本美容外科学会総会
Breast Augmentation Summit
KIREI(医師向けプラットフォーム)手術配信




誰かが手術した状態を修正するのは、アプローチ方法等が不透明であったり、手術前と比べて新たな問題が複合的に絡み合うなどしている場合が多いため非常に困難です。
豊胸でいえば、アクアフィリング除去などがその最たる例です。注入は素人医師でも手軽にできたものですが、除去はあらゆる組織にこびりついてしまうことで困難になります。
シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸も同じです。最初の手術は簡単でも、その後に修正するのはスキルがないとできません。
私はそれらの修正を求める患者様に向き合い、多くの修正施術を行ってきました。除去からの完全再建、部分的な修正などを行っています。
日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、海を越えて手術を受けに来てくださる患者様が多くいらっしゃいます。
バストの美容医療は極めて繊細で、ミリ単位の「理想の形」や、言葉の奥にある細やかなニュアンスを共有できるかどうかが仕上がりを大きく左右します。だからこそ、私は間に通訳を挟まず、患者様ご自身の言葉を直接お聞きすることをとても大切にしています。
私自身、英語での診療に対応しておりますので、言葉の壁を気にせず、ご希望のイメージや不安な気持ちもご自身の言葉でそのままお伝えください。
I am deeply grateful to welcome many patients who travel not only from within Japan but from across the globe—including the United States, Europe, and various Asian countries—for their surgeries.
Cosmetic breast surgery is an extremely delicate field. The final result depends heavily on sharing a precise, millimeter-accurate vision of your "ideal shape" and truly understanding the subtle nuances behind your words. That is exactly why I place such high importance on listening to you directly, without relying on an interpreter.
Because I provide consultations fully in English, you do not need to worry about any language barriers. Please feel free to share your vision and any concerns you may have, exactly in your own words.



