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アクアフィリング除去を成功させるためには、現在の症状の重症度や術後に求めるバストの仕上がりに合わせて、大学病院か美容クリニックのどちらか最適な環境を選ぶことが何よりも重要です。
異物を体内から取り出すという根本的な目的は同じですが、大学病院と美容クリニックでは治療の優先順位や得意とする医療アプローチが大きく異なります。
健康被害の確実な改善と徹底したリスク管理を最優先とするのか、それとも異物除去と同時にバストの美しさを取り戻すことを重視するのかによって、選ぶべき医療機関は変わってきます。
15年以上、胸の再建や豊胸を専門にしてきた
形成外科専門医のDr.藤林に直接相談!
豊胸に関する疑問なんでもお答えします。
大学病院を受診する最大の利点は、あらゆる医療トラブルに対応できる総合的な診療体制が整っていることです。アクアフィリングは周囲の組織に水分を吸収しながら拡散する性質があるため、広範囲で深刻な感染症や組織の壊死を引き起こすリスクを孕んでいます。
すでに高熱が出ている場合や、強烈な痛みと腫れを伴う重篤な感染を起こしているケースでは、形成外科だけでなく感染症内科など他科との連携が必須となります。
大学病院であれば、血液検査やMRIなどの高度な画像診断を即座に行い、万が一敗血症などの命に関わる状態に陥った場合でも、集中治療室を含めた万全のバックアップ体制のもとで治療を受けることが可能です。
大学病院での治療は、あくまで疾患の治療や生命の安全を守ることが目的となります。そのため、アクアフィリングという異物を体外へ排出し、感染や炎症を鎮めることが最優先課題となります。
術後にバストのボリュームが著しく減少してしまったり、皮膚にたるみや凹凸が生じたりしても、それらを美しく整えるための脂肪注入やヒアルロン酸注入といった美容目的の処置は原則として行われません。異物を取り除いた後のバストの見た目に対するケアは手薄になる傾向がある点を、事前に十分に理解しておく必要があります。
大学病院は非常に多くの患者を抱えており、紹介状が必須であったり、初診の予約を取るまでに数週間から数ヶ月待たされることも珍しくありません。アクアフィリングによる痛みが進行している中で、すぐに処置を受けられないことは大きな精神的負担となります。
また、一部の病院には美容後遺症外来が設けられているものの、常にその専門医が常駐しているわけではありません。手術の執刀医と術後の経過観察を行う医師が異なるケースもあり、術後に不安な点があって連絡をしても、担当医にすぐ繋がらないといったコミュニケーションの取りづらさが生じやすい環境にあります。
アクアフィリングの注入自体が美容目的の自由診療で行われたものであるため、その除去手術も原則として健康保険が適用されず、全額自己負担の自由診療となります。
さらに知っておくべき残酷な事実として、大学病院の高度な設備をもってしても、アクアフィリングを完全に除去し切ることは非常に困難です。アクアフィリングはシリコンバッグのようにカプセルに包まれているわけではなく、スポンジに水が染み込むように自身の組織と一体化してしまいます。
そのため、大学病院で手術を受けても微小な成分が組織の隙間に残り、後日再発して二次除去が必要になる事例は少なくありません。
美容クリニックの最大のメリットは、アクアフィリングを除去したその日のうちに、バストの形を美しく作り直す再建術を同時に受けられる点です。長年バストにあった異物が突然なくなると、皮膚が余って垂れ下がったり、元のサイズよりも小さくしぼんでしまうことが多々あります。
除去手術を専門とする美容クリニックでは、特殊な技術を用いて異物を洗浄・吸引しながら、同時に自身の太ももやお腹から採取した良質な脂肪を注入することで、バストのボリュームと自然な柔らかさを維持する治療を日常的におこなっています。これにより、患者の精神的な喪失感を大きく軽減することができます。
メスを入れることに抵抗がある方にとって、傷跡をいかに目立たせないかは非常に重要な問題です。美容外科医は、脇のシワのラインに沿って数ミリの小さな切開口を設け、そこから極細の専用器具を挿入して除去を行うなど、体に残る傷跡を最小限に抑える技術に長けています。
また、術後の内出血や痛みを和らげるための点滴など、ダウンタイムを快適に過ごすためのアフターケアメニューが非常に充実しているのも特徴です。
アクアフィリングの合併症は進行が早く、放置すればするほど周囲の組織を破壊して取り返しのつかない事態を招きます。美容後遺症の除去を専門に掲げている美容クリニックであれば、緊急性の高い患者に対して優先的にカウンセリングの枠を設け、最短で当日から数日以内に除去手術を行ってくれるなど、非常に小回りの効いた迅速な対応が可能です。
LINEなどで直接医師や専任カウンセラーと術後の経過について連絡を取り合える体制を整えているクリニックも多く、術後の不安をすぐに解消できる環境が整っています。
美容クリニックを選ぶ上で最も警戒すべきデメリットは、担当する医師の経験や技術力によって、手術の結果が天と地ほど変わってしまうことです。アクアフィリングの除去は、通常の豊胸手術とは比べ物にならないほど高度な解剖学的知識と熟練の技術を要求されます。
組織にベッタリと癒着したジェルを、エコーや内視鏡を駆使して神経や血管を傷つけずに限界まで取り除く作業は、除去手術に特化した一部の専門医にしかできません。
経験の浅い医師が担当すると、除去しきれずに大量の異物を体内に残したまま手術を終えられてしまう危険性があります。
技術力の不足したクリニックで除去と同時に脂肪注入を行ってしまった場合、最悪のトラブルに発展する可能性があります。アクアフィリングが取り切れずに体内に残っている状態で新たな脂肪を注入すると、残存したアクアフィリングを栄養源として細菌が繁殖し、注入した脂肪ごと激しい感染を起こして巨大なシコリや壊死を引き起こすリスクがあります。
美容クリニックのホームページではメリットばかりが強調されがちですが、アクアフィリングの完全除去は不可能に近いという前提を隠さず、リスクを包み隠さず説明してくれる誠実なクリニックを見極める目が患者側に求められます。
すでにバストの皮膚が赤黒く変色している、熱感を持って激しく痛む、高熱が続いている、あるいは自壊して膿やジェルが皮膚を突き破って漏れ出ているといった症状がある場合は、迷わず大学病院の形成外科を受診してください。これは重度の感染症や敗血症へ移行する一歩手前の状態であり、美容的な仕上がりを気にしている段階ではありません。まずは大学病院の強力な抗生剤治療や切開排膿によって命と健康を守るための消炎処置を優先し、状態が完全に落ち着くのを待つことが鉄則です。
現在のところ激しい痛みや高熱などの急性症状はなく、将来的な不安から除去を検討している場合や、バストのしこりや違和感を取り除きつつ、元の美しい胸の形をキープしたいという希望が強い場合は、除去と再建に特化した美容クリニックが適しています。ただし、単なる美容外科ではなく「他院の豊胸トラブル修正」や「アクアフィリング除去専門」を大々的に掲げ、毎日のように異物除去の手術を行っている限られた専門医を探し出すことが絶対条件となります。
どちらの医療機関を選ぶにしても、必ず複数の医師の意見を聞くセカンドオピニオンを実施してください。カウンセリングの現場では、必ず術前のエコー検査やMRI検査を行い、アクアフィリングがどの層(乳腺下、大胸筋内など)にどれくらい広がっているかを正確に診断してくれるかを確認します。そして、もし完全に取り切れなかった場合にはどのようなアフターフォローがあるのか、追加費用は発生するのかといったネガティブな質問に対して、明確かつ論理的に答えてくれる医師に託すことが、後悔しないための最大の防衛策となります。
はい、十分に可能です。実際に、感染症が重度であったため最初は大学病院で徹底的にアクアフィリングを取り除き、傷が完治してから半年〜1年後に美容クリニックで脂肪注入による再建を行うというルートを辿る患者様は多くいらっしゃいます。ただし、炎症が完全に治まり、内部の組織が回復するまでには長期間を要するため、焦ってすぐに美容クリニックで修正手術を受けようとすると、内部に潜んでいた僅かな細菌が再び増殖するリスクがあります。必ず大学病院の担当医から完治の許可を得た上で、他院修正に強い美容外科医の診断を仰いでください。
初回の手術で取り切れなかったアクアフィリングの二次除去は、初回の手術よりも遥かに難易度が上がります。理由として、一度メスを入れた組織は硬く癒着(瘢痕化)しており、正常な組織と残存したジェルの境界線が極めて曖昧になっているためです。無理に削り取ろうとすると、大胸筋や神経などの正常な組織まで大きく損傷してしまうリスクが高まります。そのため、二次除去の際はむやみに切開するのではなく、MRIでジェルの位置を正確にミリ単位で特定し、エコーガイド下で慎重に吸引していくなど、初回以上に高度な専門設備と熟練の技術が不可欠となります。
アクアフィリング除去の専門医は都市部の一部クリニックに集中しているため、新幹線や飛行機を使って遠方から手術に赴くケースが非常に多くなっています。優良なクリニックであれば遠方患者向けのフォロー体制を整えており、抜糸が不要な医療用接着剤を使用したり、術後の経過観察をオンライン診療や画像送信で代用できる工夫を行っています。しかし、万が一術後に大量の出血や急激な腫れなどの緊急事態が発生した場合、すぐに対面で診察を受けられないことは大きなリスクとなります。遠方で手術を受ける際は、緊急時に地元の提携クリニックや大学病院を紹介してもらえる仕組みがあるか、術後数日間はクリニックの近くのホテルに滞在すべきかなど、万が一のトラブルを想定した具体的な対応策を事前に必ず取り決めておいてください。
医師紹介
形成外科専門医として15年以上の経験を積み、幸いなことに同業のプロの医師たちからも技術を認めていただけるようになりました。


私は、ただ手術をこなすだけの医師でありたくはありません。自ら最新の術式や修正技術を学会などで発信し続けることで、日本の美容医療の安全性や発展に少しでも貢献したい、そして何より、私を頼ってくださる患者様に「本当に安全で最高峰の医療」をお届けしたいと考えています。
第46回日本美容外科学会総会
Breast Augmentation Summit
KIREI(医師向けプラットフォーム)手術配信

誰かが手術した状態を修正するのは、アプローチ方法等が不透明であったり、手術前と比べて新たな問題が複合的に絡み合うなどしている場合が多いため非常に困難です。
豊胸でいえば、アクアフィリング除去などがその最たる例です。注入は素人医師でも手軽にできたものですが、除去はあらゆる組織にこびりついてしまうことで困難になります。
シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸も同じです。最初の手術は簡単でも、その後に修正するのはスキルがないとできません。
私はそれらの修正を求める患者様に向き合い、多くの修正施術を行ってきました。除去からの完全再建、部分的な修正などを行っています。
日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、海を越えて手術を受けに来てくださる患者様が多くいらっしゃいます。
バストの美容医療は極めて繊細で、ミリ単位の「理想の形」や、言葉の奥にある細やかなニュアンスを共有できるかどうかが仕上がりを大きく左右します。だからこそ、私は間に通訳を挟まず、患者様ご自身の言葉を直接お聞きすることをとても大切にしています。
私自身、英語での診療に対応しておりますので、言葉の壁を気にせず、ご希望のイメージや不安な気持ちもご自身の言葉でそのままお伝えください。
I am deeply grateful to welcome many patients who travel not only from within Japan but from across the globe—including the United States, Europe, and various Asian countries—for their surgeries.
Cosmetic breast surgery is an extremely delicate field. The final result depends heavily on sharing a precise, millimeter-accurate vision of your "ideal shape" and truly understanding the subtle nuances behind your words. That is exactly why I place such high importance on listening to you directly, without relying on an interpreter.
Because I provide consultations fully in English, you do not need to worry about any language barriers. Please feel free to share your vision and any concerns you may have, exactly in your own words.