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脂肪豊胸(コンデンスリッチ)

シリコンバッグ豊胸

ハイブリッド豊胸



バストアップを目的として過去に広く行われていたアクアフィリング(ポリアクリルアミド親水性ジェル)豊胸ですが、施術から数年が経過した後に深刻な健康被害を訴える声が相次いでいます。
当院にも術後の体調不良や変形に関する悲痛な相談が後を絶ちません。
現在では日本美容外科学会(JSAS)などの専門機関からも事実上の使用禁止や非推奨とされているこの治療法について、なぜトラブルが起きるのか、そして今どのような対策をとるべきなのかを専門的な視点から分かりやすく紐解いていきます。
15年以上、胸の再建や豊胸を専門にしてきた
形成外科専門医のDr.藤林に直接相談!
豊胸に関する疑問なんでもお答えします。
アクアフィリングは注入直後こそ手軽で自然な仕上がりに見えますが、時間の経過とともに多くのトラブルを引き起こす性質を持っています。ネット上の相談窓口やカウンセリングの現場で特に多く寄せられる、代表的な4つの深刻な事例を見ていきましょう。
施術から数年が経過し、何の問題もなく過ごしていたにもかかわらず、ある日突然バストに激痛が走り、皮膚が赤く腫れ上がってしまうケースがあります。これは体内に注入されたジェルが原因で生じる遅発性の感染症や、周囲の組織が異物に対して激しい拒絶反応を起こしているサインです。痛みの度合いは非常に強く、寝返りが打てない、衣服が擦れるだけで激痛が走るなど、日常生活に重大な支障をきたすレベルに達することも少なくありません。
アクアフィリングの大きな特徴であり、最大の恐怖とも言えるのが、注入された薬剤が本来の場所から別の場所へと流れていってしまう現象です。胸の形を整えるために大胸筋付近や乳腺下に留まるはずのジェルが、重力や体動、周囲の圧力によって組織の隙間を移動し、お腹、脇の下、場合によっては背中の方まで流れ落ちてしまうことがあります。これにより、バストのボリュームが減少するだけでなく、移動した先で不自然な膨らみや痛みを引き起こす原因になります。
注入されたジェルが体内の組織と複雑に絡み合い、部分的に硬い塊(しこり)を形成してしまうトラブルも多発しています。触ったときに明らかな異物感があり、見た目にも左右非対称になったり、不自然な凹凸が浮き出たりします。このしこりは単に見栄えが悪いだけでなく、放置すると周囲の正常な乳腺組織を圧迫し、さらなる血流障害や組織の壊死を招くリスクを孕んでいます。
トラブルが発生したため、施術を受けたクリニックとは別の「修正手術の専門院」に駆け込むケースが非常に増えています。しかし、他院で注入された異物を完全に除去する手術は非常に高度な技術を要するため、健康保険が適用されない自由診療となり、数十万円から場合によっては100万円を超える高額な費用が請求されます。体調不良の苦しみに加え、予期せぬ経済的な困窮に追い込まれることで、精神的にも深い後悔の念を抱く方が大勢います。
手軽に受けられるプチ整形として宣伝されていたアクアフィリングが、なぜこれほどまでに多くの被害を生み出しているのでしょうか。その理由は、この薬剤が持つ特有の成分と、人間の体内に注入されたときの挙動にあります。医学的な根拠に基づいてその危険性を解説します。
アクアフィリングの主成分はポリアクリルアミドという特殊な化合物であり、約98%の水分を含んでいるとされています。かつては安全な水分に分解されて自然に吸収されると説明されることもありましたが、実際には体内で自然に溶けて消えることはありません。さらに、ヒアルロン酸のように専用の分解酵素(ヒアルロニダーザ)が存在しないため、何か問題が起きたからといって、注射一本で簡単に溶かして無害化することが不可能な薬剤なのです。
通常のシリコンバッグ豊胸であれば、体はバッグの周囲に「カプセル(被膜)」という膜を作り、異物が直接組織に触れないようにガードします。しかし、アクアフィリングは膜を形成しません。ドロドロとした液状のまま、自身の脂肪組織、乳腺、さらには大胸筋といった筋肉の繊維の隙間にまで網の目のように染み込んでいってしまいます。この「組織への浸潤と癒着」こそが、のちにジェルの移動やしこり、組織の炎症を引き起こす根本的な原因となっています。
アクアフィリングの最も厄介な点は、施術の直後や1〜2年程度は何の自覚症状もないまま経過することが多いという点です。体内の免疫システムが、数年という長い年月をかけて徐々に異物を排除しようと働きかけるため、忘れた頃に突然、感染症や炎症、しこりといった症状が噴出します。施術から5年、10年が経過してからトラブルが頻発するケースが後を絶たないのは、この遅発性という性質が関係しています。
もし今、胸に少しでも違和感や不安を感じているのであれば、症状が深刻化する前に一刻も早く行動を起こす必要があります。放置する期間が長くなるほどジェルは組織に深く染み込み、除去が困難になります。以下のステップに従って、安全を確保するための対策を進めてください。
まずは、一般的な美容外科ではなく「過去に注入物除去の治療実績が豊富にあるクリニック」や、形成外科・乳腺外科と連携している専門医を探して受診してください。アクアフィリングの除去は、通常の豊胸手術よりも遥かに高い解剖学的知識と技術が必要です。最初のカウンセリングで、過去のアクアフィリング除去の症例数や、万が一の合併症への対応について十分に説明してくれる医師を選ぶことが極めて重要です。
受診後の最初のステップは、精密な画像診断です。触診だけでは、ジェルが胸のどの層(乳腺下、大胸筋内、皮下組織など)に、どれだけの量、どのような状態で散らばっているかを正確に見極めることはできません。超音波(エコー)検査や、より詳細な情報を得られるMRI検査を行い、現在のジェルの広がりや、周囲の組織との癒着度合いを3次元的に把握します。この診断結果をもとに、最適な除去プランを組み立てます。
画像診断で状態を確認したら、可能な限り早い段階で異物除去手術を受けることを強く推奨します。完全に組織と一体化して周囲の肉を巻き込んでしまう前であれば、ジェルを効率的かつ安全に吸い出し、洗浄することが可能です。早期の除去を行うことは、将来的な突然の感染症や、バストの変形、ひいては周囲の筋肉や組織の壊死といった最悪の健康被害を防ぐための唯一の確実な手段となります。
実際にアクアフィリングを除去する際、どのような手術が行われるのか、その具体的なアプローチ方法と、手術を終えた後のバストの状態や経過について詳しく見ていきましょう。
基本となる手術方法は、小さな切開口から「カニューレ」と呼ばれる医療用の細い管を挿入し、体内のジェルを直接吸引していく方法です。アクアフィリングはドロドロとした粘性を持っているため、圧力をかけながら慎重に吸い出します。しかし、吸引だけでは組織にこびりついた微細なジェルを落としきれないため、大量の生理食塩水を使って、胸の内部を何度も繰り返し徹底的に洗い流す「洗浄」の工程が不可欠となります。これにより、再発や術後の炎症リスクを最小限に抑えます。
もしすでにジェルが硬いしこりを形成していたり、大胸筋や乳腺組織と強固に癒着して吸引が不可能な状態に陥っている場合は、医師が直接中を確認できる「直視下での切開手術」が必要になります。乳房の下のラインや乳輪の縁などに沿って切開し、ジェルの塊を周囲の癒着した組織ごと、ハサミやメスを使って慎重に切り離して取り除きます。正常な組織をできるだけ傷つけないよう、非常に繊細な職人技のような操作が求められます。
アクアフィリングを取り除くと、これまでジェルによって無理に膨らまされていた皮膚や乳腺が急激に収縮するため、術後はどうしてもバストが大きくしぼみ、風船がしぼんだような「たるみ」や「シワ」が生じることがあります。これは異物がなくなり、体が健康な状態に戻った証拠でもありますが、見た目のギャップにショックを受ける患者様も少なくありません。術後のたるみやボリューム低下に対して、将来的に自身の脂肪を注入する脂肪注入豊胸などで再建を図る方法もあるため、除去の段階で主治医と長期的な治療デザインを相談しておくと安心です。
原則として、カウンセリング当日にそのまま除去手術を行うことは推奨されませんし、対応しているクリニックも極めて稀です。アクアフィリングの除去には、事前にエコーやMRIによる精密な画像診断を行い、ジェルの位置や癒着の度合いを正確に把握するための準備期間が必要です。また、万が一激しい感染を起こしていて緊急を要する場合を除き、術前の血液検査や麻酔の準備、心構えも含めて、事前のシミュレーションを丁寧に行った上で別日に手術日を設けるのが安全な医療のセオリーです。
多くのクリニックでは、自由診療の負担を軽減するためにクレジットカードの分割払いや、医療ローン(メディカルローン)を取り扱っています。医療ローンは最大で60回や84回といった長期の分割に対応していることが多く、月々の支払額を数千円から数万円程度に抑えて手続きを進めることが可能です。経済的な理由で除去を先延ばしにし、症状が悪化してさらに手術難易度が上がってしまう方がリスクが高いため、費用の支払い方法についてはカウンセリング時に受付スタッフやカウンセラーへ率直に相談してみることを強くお勧めします。
非常に心苦しい事実ですが、アクアフィリングの性質上、1回の手術で「100%完全に1滴残らず除去すること」は医学的に不可能です。ジェルが正常な脂肪や乳腺の細胞の隙間にドロドロと染み込んでしまうため、すべてを取り除こうとすると、ご自身の正常なバストの組織まで広範囲に削ぎ落とさなければならなくなり、バストの形が著しく崩壊してしまいます。そのため、手術の現実的なゴールは「将来的に健康被害や炎症を起こさない安全なレベル(およそ8割〜9割以上)まで、できる限りのジェルと不純物を徹底的に取り除くこと」になります。残ったわずかな成分については、画像診断で定期的に経過を見ていくことになります。
医師紹介
形成外科専門医として15年以上の経験を積み、幸いなことに同業のプロの医師たちからも技術を認めていただけるようになりました。


私は、ただ手術をこなすだけの医師でありたくはありません。自ら最新の術式や修正技術を学会などで発信し続けることで、日本の美容医療の安全性や発展に少しでも貢献したい、そして何より、私を頼ってくださる患者様に「本当に安全で最高峰の医療」をお届けしたいと考えています。
第46回日本美容外科学会総会
Breast Augmentation Summit
KIREI(医師向けプラットフォーム)手術配信

誰かが手術した状態を修正するのは、アプローチ方法等が不透明であったり、手術前と比べて新たな問題が複合的に絡み合うなどしている場合が多いため非常に困難です。
豊胸でいえば、アクアフィリング除去などがその最たる例です。注入は素人医師でも手軽にできたものですが、除去はあらゆる組織にこびりついてしまうことで困難になります。
シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸も同じです。最初の手術は簡単でも、その後に修正するのはスキルがないとできません。
私はそれらの修正を求める患者様に向き合い、多くの修正施術を行ってきました。除去からの完全再建、部分的な修正などを行っています。
日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、海を越えて手術を受けに来てくださる患者様が多くいらっしゃいます。
バストの美容医療は極めて繊細で、ミリ単位の「理想の形」や、言葉の奥にある細やかなニュアンスを共有できるかどうかが仕上がりを大きく左右します。だからこそ、私は間に通訳を挟まず、患者様ご自身の言葉を直接お聞きすることをとても大切にしています。
私自身、英語での診療に対応しておりますので、言葉の壁を気にせず、ご希望のイメージや不安な気持ちもご自身の言葉でそのままお伝えください。
I am deeply grateful to welcome many patients who travel not only from within Japan but from across the globe—including the United States, Europe, and various Asian countries—for their surgeries.
Cosmetic breast surgery is an extremely delicate field. The final result depends heavily on sharing a precise, millimeter-accurate vision of your "ideal shape" and truly understanding the subtle nuances behind your words. That is exactly why I place such high importance on listening to you directly, without relying on an interpreter.
Because I provide consultations fully in English, you do not need to worry about any language barriers. Please feel free to share your vision and any concerns you may have, exactly in your own words.