シリコン豊胸のデュアルプレーン法とは?仕組みやメリット・デメリットを分かりやすく解説

シリコン豊胸 デュアルプレーン法

シリコン豊胸を検討する際、仕上がりの自然さとキープ力を両立できる画期的な選択肢として、デュアルプレーン法が注目を集めています。従来の術式が抱えていた弱点をカバーし、痩せ型の方でも本物のような柔らかさと美しいバストラインを実現できるのが特徴です。この記事では、デュアルプレーン法の仕組みからメリット、デメリット、よくある疑問まで分かりやすく解説します。

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目次

デュアルプレーン法とは?従来のシリコン豊胸との違い

完全に筋肉の上に入れる乳腺下法の仕組みと限界

乳腺下(にゅうせんか)法は、バストを構成している乳腺組織のすぐ下、大胸筋という胸の大きな筋肉の上にシリコンバッグを挿入する手術方法です。この方法の最大のメリットは、大胸筋にメスを入れないため、術後の痛みが比較的軽く、回復までの期間であるダウンタイムが短い点にあります。また、シリコンバッグが筋肉の動きに干渉されないため、バストを触ったときの自然な柔らかさや、歩いたり走ったりしたときの揺れ感が表現しやすいという強みもありました。

しかし、この術式には大きな限界があります。それは、もともと皮下脂肪や乳腺組織が少ない痩せ型の方に適用した場合、シリコンバッグを覆う組織の厚みが足りないため、皮膚の上からバッグの輪郭が浮き出てしまうリップリングと呼ばれる現象が起こりやすいことです。さらに、胸の上部(デコルテ部分)にバッグの不自然な段差ができてしまい、一目で豊胸していると分かってしまう仕上がりになりやすいという課題がありました。

完全に筋肉の下に入れる大胸筋下法の仕組みと限界

大胸筋下(だいきょうきんか)法は、その名の通り、胸の大部分を覆う大胸筋という筋肉の下にシリコンバッグを配置する手術方法です。この方法では、シリコンバッグの大部分が厚みのある筋肉にしっかりと覆われるため、どれほど痩せている方であってもバッグの輪郭が皮膚の上から目立つことはありません。触ったときの手触りも、筋肉の厚みによってシリコンの硬さが直接伝わりにくいという優れたメリットがあります。

しかし、この大胸筋下法にも特有の限界が存在します。シリコンバッグが大胸筋の下に完全に閉じ込められているため、日常生活の中で腕を大きく動かしたり、胸に力を入れたりするたびに、筋肉の収縮によってバッグが外側や上方に強く引っ張られてしまいます。これにより、バストの形が一時的に歪んでしまうアニメーション変形と呼ばれる不自然な現象が起こります。また、筋肉の圧迫を受け続けることでバスト全体が硬くなりやすく、お椀を伏せたような不自然な丸みになってしまい、本来のバストが持つ自然な下垂(垂れ感)やしなやかな揺れを表現することが難しいというデメリットがありました。

二つの層を組み合わせたデュアルプレーン法の革新的な仕組み

こうした乳腺下法と大胸筋下法の双方の限界を補い、両者のメリットを融合させるために開発されたのが、デュアルプレーン法です。デュアルプレーンとは二つの平面という意味であり、シリコンバッグを挿入するスペースを単一の層ではなく、二つの異なる層にまたがって作成する画期的なアプローチを採用しています。

具体的には、胸の上部(デコルテ部分)と胸の下部(アンダーバストからバストトップにかけてのライン)で、バッグが収まる位置を意図的に変えます。

胸の上部(大胸筋下):痩せ型の方でもバッグの上縁(デコルテ部分)が筋肉で厚くカバーされるため、バッグの輪郭が浮き出るリップリングを防ぎ、なだらかな傾斜を作ります。

胸の下部(乳腺下):大胸筋の下部を部分的に切開・剥離してバッグを解放するため、筋肉の圧迫を受けません。これにより、お椀型の自然な丸みとふっくらとしたボリューム、そして本物に近い下垂感(垂れ感)や揺れを表現できます。

このように、バストの上半分では筋肉のカバー力によって不自然な境目を消し去り、下半分では筋肉の束縛から解放することでしなやかなボリュームと自然な揺れを実現するという、まさに従来の術式の弱点を完全に克服した理想的な手術方法なのです。

デュアルプレーン法は、痩せ型の方でもデコルテのなだらかな美しさと、本物のバストのようなしなやかな揺れ感を両立できる極めて優れた術式です。一人ひとりの体型や乳腺の量に合わせて筋肉の剥離範囲を細かくコントロールすることが、理想のバストへと導く鍵となります。

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デュアルプレーン法でシリコン豊胸を行う4つのメリット

痩せ型の方でもデコルテから自然な仕上がりになる

日本人の女性は、欧米人と比較して皮下脂肪や乳腺組織が少なく、痩せ型の方が非常に多い傾向にあります。このようなスレンダーな体型の方がシリコン豊胸を行う際、仕上がりの不自然さは最も懸念されるポイントの一つです。

デュアルプレーン法であれば、デコルテからバストトップにかけてのバスト上部が、厚みのある大胸筋でしっかりとカバーされます。そのため、シリコンバッグが不自然に浮き出るリップリングの心配がほとんどありません。触れたときにも、シリコンバッグ特有の境目が皮膚の上から分かりにくく、パートナーや周囲に知られたくないという方でも安心して受けることができる、圧倒的に自然な仕上がりを叶えられます。

腕に力を入れたときのアニメーション変形を抑えられる

従来の完全に大胸筋の下にバッグを入れる方法では、大胸筋の動きがそのままバッグに伝わってしまうため、スポーツ時や重いものを持つ時、あるいは腕を大きく動かした時に、バストが外側に引っ張られて歪んで見えるアニメーション変形が大きな悩みでした。

デュアルプレーン法では、大胸筋の下部を部分的に切り離してバッグの下半分を解放しているため、大胸筋が収縮してもバッグ全体が強く引っ張られることはありません。これにより、腕や胸に力を入れたときのアニメーション変形を最小限に抑えられます。アクティブなライフスタイルを損なうことなく、どのような動作のときでも美しく自然なバストの形状を維持することが可能です。

2から3カップ以上の大幅なサイズアップに対応しやすい

できるだけ大きなバストになりたいという強い希望がある場合、皮膚や乳腺の伸び具合には個人差があるため、乳腺下法だけでは対応に限界があります。無理に大きなバッグを入れると、皮膚に過度な緊張がかかってしまい、バストがパンパンに張った不自然な印象になるだけでなく、将来的には皮膚が伸びてバストが下垂する原因にもなりかねません。

デュアルプレーン法では、上部が大胸筋下に固定されることで、挿入したバッグの重さや圧力を筋肉と乳腺の遊び(可動性)で分散して受け止めることができます。そのため、乳腺下法よりも安全に、2〜3カップ以上の大幅なサイズアップを伴う大容量のシリコンバッグを挿入しやすくなります。スレンダーな体型でも、ダイナミックで豊かなボリュームを手に入れたい方にとって大きなメリットです。

バッグの位置が安定する

豊胸手術後の長期的な悩みとして、年月が経つにつれてシリコンバッグが重力で徐々に下へズレてしまい、アンダーバストのラインが下がってしまう現象があります。特にバッグを支える支持組織が弱い乳腺下法においてこのリスクが高まります。

デュアルプレーン法では、バストの上部を大胸筋という強固な筋肉がしっかりとロックする役割を果たします。筋肉が天然のブラジャーのようなアンカー(錨)の役割を担うことで、バッグが下へズレ落ちるリスクを長期的に軽減できます。年月が経っても美しい高さ(ポジショニング)を維持し、若々しいバストラインをキープしやすいのもこの術式の強みです。

仕上がりの美しさと、それを長期にわたって維持できる機能性を兼ね備えているのがデュアルプレーン法の強みです。特にスレンダーで、しっかりとしたボリュームアップを諦めたくない方には最適な選択肢となります。

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デュアルプレーン法を選択する際のデメリットと注意点

術後数日間は強い筋肉痛のような痛みが生じる

デュアルプレーン法は非常にメリットの多い魅力的な手術ですが、外科手術である以上、デメリットや注意点もしっかりと理解しておく必要があります。その中で最も身近なデメリットが、術後の痛みです。

この術式では、大胸筋の一部を剥離(はがす)したり、部分的に切開を加えたりする操作が必要となります。そのため、筋肉に直接傷がつくことになり、術後は数日間、腕を動かしたときや上体を起こすときに、強い筋肉痛のような鈍痛やつっぱり感が生じます。

痛みのピークは手術当日からの2〜3日間で、その後は日ごとに和らいでいきます。医療機関から処方される鎮痛剤を適切に服用することで日常生活を送ることは可能ですが、大胸筋を全く操作しない乳腺下法と比較すると、ダウンタイム初期の痛みの負担は比較的大きいことをあらかじめ考慮しておく必要があります。

手術の難易度が高く医師の卓越した技術力が必要とされる

デュアルプレーン法は、美容外科手術の中でも特に高度な形成外科的スキルが要求される、難易度の高い術式です。乳腺下と筋肉下という、異なる二つの階層(プレーン)をミリ単位でコントロールしながら精密に剥離し、シリコンバッグがぴったりと収まるポケットを作成しなければなりません。

大胸筋を切り離す範囲が狭すぎるとバッグが筋肉に締め付けられて硬くなってしまい、逆に剥離しすぎるとバッグが意図しない位置に移動してしまいます。患者様それぞれの骨格や筋肉の強さ、乳腺の量に合わせて、適切な深さと広さのポケットを作り出すには、解剖学への深い理解と豊富な臨床経験が必要です。このため、信頼できる熟練した医師を見極めて手術を依頼することが、極めて重要なポイントとなります。

一般的なシリコン豊胸のリスクは存在する

どのような最先端の術式を用いたとしても、体内に人工物であるシリコンバッグを挿入する以上、シリコン豊胸全般に共通する合併症や将来的なリスクを完全に排除することはできません。

人間の体が異物に対して起こむ防御反応として、バッグの周囲に被膜(カプセル)と呼ばれる膜が形成されます。これが何らかの原因で厚く硬く縮んでしまうカプセル拘縮(被膜拘縮)が起きると、バストが石のように硬くなったり、左右非対称に変形したり、痛みが生じたりすることがあります。

また、数年〜10数年のスパンにおけるバッグの経年劣化による破損や、そのための入れ替え・抜去手術が必要となる可能性など、長期的なメンテナンスのリスクも頭に入れておく必要があります。

筋肉を操作するためダウンタイムの痛みは生じますが、適切な痛み止めで乗り越えられます。それよりも、将来的な合併症リスクを減らし美しく仕上げるための、高い技術力を持つドクター選びに妥協しないことが重要です。

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デュアルプレーン法に関するよくある質問

術後のダウンタイムはどのくらいで落ち着きますか?

術後の痛みや腫れ、むくみ、内出血などのピークは最初の3日間ほどです。術後1週間が経過する頃には、日常生活における歩行や簡単な家事などは問題なく行えるようになります。

デスクワークなどの仕事であれば、多くの方が術後3〜4日程度で復帰されています。ただし、腕を高く上げる、重いものを持ち上げる、激しい運動をするなどの行為は、大胸筋の回復を妨げる可能性があるため、術後1ヶ月ほどは控える必要があります。

バスト全体の腫れや一時的な硬さが取れ、シリコンバッグが体に馴染んで本物の胸のような柔らかさと自然な形状に落ち着くには、一般的に3ヶ月から半年程度の期間を見ておく必要があります。

将来的に授乳への影響やマンモグラフィ検査の制限はありますか?

デュアルプレーン法は、母乳を作り出す乳腺組織や乳管(母乳の通り道)に直接メスを入れないため、将来的な妊娠や授乳への悪影響は一切ありません。授乳の機能は完全に保たれますのでご安心ください。

一方で、乳がん検診としてのマンモグラフィ検査については注意が必要です。マンモグラフィは胸を板で挟んで圧迫するため、バッグが破損する危険性や、バッグが邪魔をして乳腺組織を十分に写し出せない可能性があります。このため、一般的な検診施設では検査を断られることがあります。

しかし、バッグを傷つけない乳房エコー(超音波)検査や、バッグが挿入されていても精度の高い診断ができるMRI検査、あるいは豊胸後の検査に対応している専門の医療機関であれば、問題なく検診を受けることができます。検診を受ける際は、必ず事前にシリコン豊胸を行っていることを申告してください。

手術後の傷跡はどのくらい目立たなくなりますか?

シリコンバッグを挿入するためのアプローチ方法(切開位置)には、主に脇の下(腋窩切開)、アンダーバストのライン(乳房下線切開)、乳輪の縁(乳輪切開)などがあります。日本では、最も傷跡が隠れやすい脇の下のシワに沿って切開する方法が主流です。

術後の数ヶ月間は傷跡が赤く、やや硬く盛り上がることがありますが、時間の経過とともに徐々に平らになり、赤みも引いていきます。半年から1年ほど経つと、白い1本の細いシワのようになり、脇の自然な皮膚のシワと同化して、万が一他人が見ても手術をしたと気づかないレベルにまで目立たなくなります。丁寧な縫合技術を持つ医師の施術を受けることと、術後のテーピングなどの保護ケアを適切に行うことが、傷跡をより美しく治すために重要です。

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形成外科専門医として15年以上の経験を積み、幸いなことに同業のプロの医師たちからも技術を認めていただけるようになりました。

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私は、ただ手術をこなすだけの医師でありたくはありません。自ら最新の術式や修正技術を学会などで発信し続けることで、日本の美容医療の安全性や発展に少しでも貢献したい、そして何より、私を頼ってくださる患者様に「本当に安全で最高峰の医療」をお届けしたいと考えています。

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多くの医師が嫌がる他院修正に強い

修正症例

誰かが手術した状態を修正するのは、アプローチ方法等が不透明であったり、手術前と比べて新たな問題が複合的に絡み合うなどしている場合が多いため非常に困難です。

豊胸でいえば、アクアフィリング除去などがその最たる例です。注入は素人医師でも手軽にできたものですが、除去はあらゆる組織にこびりついてしまうことで困難になります。

シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸も同じです。最初の手術は簡単でも、その後に修正するのはスキルがないとできません。

私はそれらの修正を求める患者様に向き合い、多くの修正施術を行ってきました。除去からの完全再建、部分的な修正などを行っています。

海外言語でのご相談も大丈夫です

日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、海を越えて手術を受けに来てくださる患者様が多くいらっしゃいます。

バストの美容医療は極めて繊細で、ミリ単位の「理想の形」や、言葉の奥にある細やかなニュアンスを共有できるかどうかが仕上がりを大きく左右します。だからこそ、私は間に通訳を挟まず、患者様ご自身の言葉を直接お聞きすることをとても大切にしています。

私自身、英語での診療に対応しておりますので、言葉の壁を気にせず、ご希望のイメージや不安な気持ちもご自身の言葉でそのままお伝えください。

I am deeply grateful to welcome many patients who travel not only from within Japan but from across the globe—including the United States, Europe, and various Asian countries—for their surgeries.
Cosmetic breast surgery is an extremely delicate field. The final result depends heavily on sharing a precise, millimeter-accurate vision of your "ideal shape" and truly understanding the subtle nuances behind your words. That is exactly why I place such high importance on listening to you directly, without relying on an interpreter.
Because I provide consultations fully in English, you do not need to worry about any language barriers. Please feel free to share your vision and any concerns you may have, exactly in your own words.

藤林万里子
形成外科専門医:グラムルールクリニック銀座 院長
グラムルールクリニック院長の藤林万里子と申します。私は日本形成外科学会認定専門医および日本美容外科学会(JSAPS)正会員として、美容医療に携わってまいりました。患者様の理想とする美しさを実現し、自信に満ちた毎日を送っていただくためのサポートを全力で行ってまいります。

【主な資格】
日本形成外科学会 認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
【経歴】
2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
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