韓国で受けた豊胸がアクアフィリングか確認する方法と除去治療の可能性を解説

韓国で受けた豊胸手術の注入物がアクアフィリングかどうかを正確に把握し、不安を感じている場合の適切な除去方法や対策を詳しくお伝えします。美容医療が盛んな韓国では数年前にアクアフィリングを用いた豊胸が流行しましたが、後に感染症やしこり、注入物の移動といったリスクが指摘されるようになり、今になって自身のバストの状態を心配される方が増えています。アクアフィリング 韓国で悩む方は一度ご相談ください。

目次

韓国での豊胸手術がアクアフィリングかどうかを自分で調べるための確認ポイント

当時の契約書や診療記録に記載されている薬剤名を確認する

韓国で手術を受けた際、多くのクリニックでは同意書や契約書の控えを渡されます。まずは手元に残っている書類をすべて見直してみましょう。アクアフィリング(Aquafilling)という名称が直接記載されていない場合もありますが、成分名として親水性ポリアミドやポリアクリルアミドといった言葉が使われていることがあります。また、韓国では製品名が異なるケースもあり、アクアフィリングと同じ成分であるアクアジェルやアクアリフト、あるいは後継品として流通していたアクティブジェル(Activegel)といった名称で記録されている可能性も高いです。こうした名称が見つかれば、それがアクアフィリング系の注入物であると判断できます。

クリニックに問い合わせて使用した注入剤の製品名を聞き出す

もし書類が残っていない場合は、手術を受けた韓国のクリニックに直接問い合わせるのが最も確実な方法です。多くの韓国の美容外科ではLINEやメールでの日本語対応が可能なため、氏名や手術日を伝えて、当時注入した薬剤の正式名称を確認してみましょう。ただし、数年前の手術となるとカルテの保管期限が切れていたり、クリニック自体が閉院していたりすることもあります。返信が得られない場合や、曖昧な回答しか返ってこない場合は、自分の判断で放置せず、日本の専門クリニックで詳しく検査を受けるべきサインと言えます。

胸の感触や注入した時期から可能性を推測する

自身の体感から推測することも一つの手段です。アクアフィリングは98パーセントが水分で構成されているため、注入直後は非常に柔らかく、本物の脂肪に近い質感が特徴でした。もし2014年頃から2018年頃にかけて韓国でフィラー豊胸を受け、ヒアルロン酸よりも長持ちすると説明されていたのであれば、アクアフィリングである可能性が極めて高いです。また、最近になって胸に硬いしこりを感じたり、注入物が脇や腹部のほうへ移動しているような違和感があったりする場合も、アクアフィリング特有の合併症が疑われます。ヒアルロン酸であれば数年で吸収されますが、アクアフィリングは体内に長く留まり、時間が経過してからトラブルを引き起こす性質があるからです。

アクアフィリング以外の注入物として考えられる名称

韓国での豊胸フィラーには、アクアフィリング以外にもいくつかの種類が存在します。例えば、ロスデライン(Los Deline)という名称も、アクアフィリングとほぼ同等の成分を指すものとして使われてきました。また、長期持続型ヒアルロン酸として説明を受けていたとしても、実際にはポリアミド系の物質が含まれているケースも否定できません。カウンセリング時に、水でできているから安全だ、10年以上持続する、いつでも溶かせる、といった説明を韓国の医師から受けていた場合は、現在の医学的視点では注意が必要なアクアフィリング系製剤であった可能性を考慮すべきです。

韓国のクリニックは入れ替わりが激しいため、当時の担当医と連絡が取れないことも珍しくありません。まずは手元の資料をスマホで撮影し、専門医に共有できるようにしておきましょう。

専門のクリニックで受けられるアクアフィリングの精密検査と診断方法

エコー検査による注入層と異物の状態確認

自己診断には限界があるため、医療機関での画像検査は不可欠です。超音波(エコー)検査は、乳腺組織や筋肉のどの層に注入物が存在しているかをリアルタイムで確認できる非常に有効な手段です。アクアフィリングはエコー画像上で特有の見え方をします。周囲の組織に浸潤(じわじわと広がること)している様子や、膜を作って溜まっている様子、さらには炎症によって周囲の組織が厚くなっている状態などを詳細に把握できます。マンモグラフィでは注入物が白く写りすぎてしまい、乳がん検診の妨げになるだけでなく、アクアフィリング自体の詳細な状態を把握するには不向きな面があるため、まずはエコー検査から始めるのが一般的です。

MRI検査を用いた広範囲な注入部位の特定

エコー検査だけでは確認しきれない広範囲な移動や、深い層への浸潤を調べるにはMRI検査が最も推奨されます。MRIは体内の断面を非常に鮮明に映し出すことができるため、アクアフィリングが胸以外の場所、例えば背中や腕、腹部などに流れていないかを正確に特定できます。また、アクアフィリングの周囲で起きている微細な炎症反応や、組織との癒着の度合いも評価できるため、後の除去手術の計画を立てる上で欠かせない情報源となります。韓国での手術内容が不明な場合でも、MRIを撮ることでその正体がアクアフィリングであるという確定診断に至るケースは非常に多いです。

触診によるしこりの有無や組織の癒着度チェック

医師による触診も重要な診断ステップです。経験豊富な医師であれば、バストに触れることで、それが正常な脂肪なのか、乳腺なのか、あるいは異物によるしこりなのかをある程度判別できます。アクアフィリングが原因で組織が繊維化し、硬くなっている範囲を特定したり、皮膚の表面に近い部分に注入物が漏れ出していないかを確認したりします。また、触った時に痛みがあるかどうかは、現在進行形で炎症が起きているかどうかの指標にもなります。画像データだけでなく、実際の肉体的な変化を医師が直接確認することで、除去の緊急性や難易度を判断する材料にします。

画像診断はアクアフィリング除去の第一歩です。どこに何がどれだけ入っているかを知ることで、不安の正体が明確になり、具体的な解決策を見出すことができますよ。

韓国で注入したアクアフィリングは日本でも安全に除去できるのか

吸引による除去が可能なケースと外科的な処置が必要なケース

韓国で受けたアクアフィリングは、日本国内の専門クリニックで除去することが可能です。除去の方法は、注入物の状態によって大きく二つに分かれます。一つは、小さな切開口から専用の管(カニューレ)を挿入し、内容物を吸い出す方法です。注入直後や、幸いにも一箇所にまとまっている場合は、この方法で多くを回収できます。しかし、アクアフィリングが組織に細かく入り込んでいたり、重度の炎症を起こして組織が硬くなっていたりする場合は、吸引だけでは不十分です。その場合は、皮膚を少し大きく切開して、目視で確認しながら異物を慎重に掻き出す外科的処置が必要になります。どちらの方法が適しているかは、事前の精密検査の結果に基づいて決定されます。

長期間放置した場合のリスクと早めに除去を検討すべき理由

アクアフィリングを体内に放置し続けることには、無視できないリスクが伴います。この物質は体内で分解されないだけでなく、重力の影響を受けて別の部位に移動する性質があります。また、何年も経過してから突発的に感染を引き起こし、膿が溜まってバストが大きく腫れ上がってしまう事例も報告されています。感染が起きると激しい痛みとともに、最悪の場合はバストの組織が壊死してしまう可能性もあります。そのため、現在症状が出ていなくても、将来的なトラブルを未然に防ぐという意味で、早めの除去を検討することが医学的に推奨されています。特に、将来的に妊娠や授乳を希望されている方は、乳腺トラブルを避けるために早急な対応が望ましいと言えます。

海外製注入剤特有の成分や不純物がもたらす影響

韓国などの海外で使用されるアクアフィリングの中には、製造ロットやブランドによって成分の純度が異なるものが混在している可能性も指摘されています。不純物が多い場合、組織との反応が強く出やすく、より強固な癒着を引き起こす原因となります。日本の医師は、こうした海外製フィラーのトラブル事例を数多く診てきているため、特有の癒着パターンや除去の際の注意点を熟知しています。言葉の壁や物理的な距離がある韓国のクリニックに戻るよりも、アフターケアを含めて日本国内で信頼できる専門医に依頼するほうが、長期的な安心感に繋がります。

除去を迷っている間も異物は組織に影響を与え続けます。まずは現在の状態を把握し、完全に除去できなくてもリスクを最小限にするための処置を考えましょう。

アクアフィリングの除去後に起こりうるトラブルと再建の選択肢

皮膚のたるみや左右差が生じる可能性への対策

アクアフィリングを大量に除去すると、それまで膨らんでいたバストのボリュームが急激に失われるため、皮膚が余ってしまい、たるみが生じることがあります。また、元々の注入量や組織への浸潤具合が左右で異なる場合、除去後に左右差が目立ってしまうことも少なくありません。こうしたリスクを避けるために、除去の段階からバストの形態維持を考慮した手技が選ばれます。例えば、一度にすべてを取り除くのではなく、段階的に除去を進めることで皮膚の収縮を促したり、除去と同時に適切な処置を施すことで、見た目の美しさを可能な限り損なわないような工夫がなされます。

除去と同時に脂肪注入などでバストの形を整える方法

アクアフィリングを除去してしぼんでしまったバストを再び美しく整えたい場合、自身の脂肪を採取して注入する脂肪注入豊胸が非常に効果的です。異物であるアクアフィリングを取り除いた後のスペースに、自分の組織である脂肪を補うことで、安全かつ自然なバストを再建できます。ただし、アクアフィリング除去直後の組織は軽度の炎症を起こしていることが多いため、除去と脂肪注入を同時に行うか、あるいは数ヶ月の期間を置いてから行うかは、医師による慎重な判断が必要です。多くの場合は、組織が落ち着くのを待ってから二期的に脂肪注入を行うほうが、定着率も良く、形も綺麗に整いやすいとされています。

組織へのダメージを最小限に抑える最新の洗浄技術

アクアフィリングを除去する際、周囲の正常な組織を傷つけないことがその後の回復を左右します。最近では、単に吸い出すだけでなく、生理食塩水などで内部を丁寧に洗浄しながら異物を回収する技術が進化しています。これにより、組織の隙間に入り込んだ微細な成分まで洗い流すことができ、残留による再発リスクや炎症の継続を抑えることが可能です。組織へのダメージを抑えられれば、ダウンタイムの痛みや腫れも軽減され、日常生活への早期復帰も期待できます。韓国での手術によって傷ついた組織をいたわりながら、健康な状態に戻していくための細やかな配慮が日本の医療現場では提供されています。

除去後のバストがどうなるか不安な方は多いですが、今は脂肪注入など優れた再建技術があります。不純物をなくし、自分の組織で健康な美しさを取り戻しましょう。

アクアフィリング除去に関するよくある質問

除去手術の痛みやダウンタイムはどのくらいですか

手術中の痛みについては、静脈麻酔や全身麻酔を使用するため、眠っている間に終わり、痛みを感じることはありません。術後の痛みは、筋肉痛のような鈍い痛みが数日から1週間程度続くことが一般的です。腫れや内出血は2週間ほどで徐々に落ち着いていきます。仕事への復帰は、デスクワークであれば術後3日程度から可能ですが、腕を激しく動かすような動作は1~2週間控えることが推奨されます。ダウンタイムの過ごし方については、医師の指示に従い、圧迫固定などを行うことで回復を早めることができます。

完全にすべて取り除くことは可能ですか

アクアフィリングの性質上、100パーセント完全にすべてを取り除くことは医学的に非常に困難な場合が多いです。なぜなら、アクアフィリングは注入後に周囲の組織に浸透するように広がってしまうため、目に見えないレベルの成分まで完全に除去しようとすると、正常な乳腺や脂肪組織まで過剰に切除しなければならなくなるからです。そのため、除去の目的は、塊となっている部分や炎症の原因となっている部分を可能な限り(9割以上を目指して)取り除き、将来的な健康被害のリスクを最小限に抑えることに置かれます。残った微量な成分が問題を起こさないよう、洗浄と慎重な掻き出しを組み合わせるのが標準的な対応です。

費用の目安や保険適用について知りたいです

アクアフィリングの除去手術は、原則として自由診療(保険適用外)となります。費用は注入されている量や範囲、しこりの有無、除去の方法(吸引か切開か)によって大きく変動します。一般的には数十万円単位の費用がかかることが多いですが、放置して重篤な感染症を引き起こしてから緊急手術を受ける場合に比べれば、計画的に行う除去手術のほうが、結果的に身体的・経済的な負担を抑えられる可能性があります。カウンセリング時に精密検査を行い、正確な見積もりを確認することが大切です。

妊娠や授乳に影響はありますか

アクアフィリング自体が母乳に直接混ざるという明確な証拠はありませんが、乳腺の近くに異物があることで、乳腺炎を引き起こしやすくなったり、授乳中のバストトラブルの診断が難しくなったりするリスクは否定できません。また、妊娠によるホルモンバランスの変化で、長年沈静化していたアクアフィリングが突然炎症を起こすケースもあります。安全な出産と育児のためには、できれば妊娠前に除去を済ませておくことが理想的です。すでに妊娠中の方は、時期を見て専門医に相談し、出産後の適切なタイミングで処置を検討することをお勧めします。

藤林万里子
形成外科専門医:グラムルールクリニック銀座 院長
グラムルールクリニック院長の藤林万里子と申します。私は日本形成外科学会認定専門医および日本美容外科学会(JSAPS)正会員として、美容医療に携わってまいりました。患者様の理想とする美しさを実現し、自信に満ちた毎日を送っていただくためのサポートを全力で行ってまいります。

【主な資格】
日本形成外科学会 認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
【経歴】
2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次