アクアフィリング豊胸による炎症の症状とは?知っておくべき3つの兆候

アクアフィリング 炎症

アクアフィリングによる豊胸手術後に胸の痛みや腫れが生じる炎症トラブルは、適切な診断と早期の除去治療によって重症化を防ぎ、健やかなバストの状態を取り戻すことが可能です。かつては安全性が高いとされていたアクアフィリングですが、近年では充填剤が組織に浸潤したり、数年経過してから突然激しい炎症を起こしたりといった報告が相次いでおり、多くの女性が不安を抱えています。アクアフィリング 炎症で悩む方は一度ご相談ください。

目次

アクアフィリングによる炎症が起こる原因

充填剤の成分と生体反応の関係

アクアフィリングは、成分の約98パーセントが水分で、残りの2パーセントがポリアミドという合成高分子で作られています。注入直後は組織に馴染みやすく自然な感触が得られるのが特徴ですが、このポリアミドという成分は体内で完全に吸収されることがありません。

時間が経過すると、体が異物を排除しようとする拒絶反応が起こり、それが慢性的な炎症の引き金となります。特に、注入された薬剤が周囲の組織に細かく入り込んでしまうため、一度炎症が始まると広範囲に波及しやすいという性質を持っています。

細菌感染による急性炎症の併発

体の中に異物がある状態は、本来の組織に比べて免疫力が低下しがちです。授乳期や体調不良、あるいは外部からの衝撃などをきっかけに、アクアフィリングが注入されている箇所に細菌が入り込むと、急激な感染症を引き起こすことがあります。これを急性炎症と呼び、充填剤そのものが細菌の温床となってしまうため、一般的な抗生物質の服用だけではなかなか症状が改善しないのが非常に厄介な点です。炎症が進行すると、膿が溜まって組織を圧迫し、耐え難い痛みを感じるようになります。

組織への浸潤と移動による影響

アクアフィリングの最大の問題点の一つは、体内で移動(マイグレーション)しやすいことです。膜に包まれていない注入剤であるため、大胸筋の裏側や皮下組織、さらには脇の下や腹部へと流れていくことがあります。移動した先で組織を刺激し、本来は炎症が起きるはずのない場所で赤みや腫れを引き起こすケースも少なくありません。広範囲に広がった充填剤は、どこで炎症の火種になるか予測が難しく、これが長期的な不安要素となっています。

アクアフィリングは組織と一体化しやすい性質があるため、違和感が出たときにはすでに広範囲に影響が出ていることも少なくありません。

炎症が起きたときの具体的な症状

初期段階で現れるわずかな違和感

炎症が始まったばかりの頃は、それほど強い痛みを感じないこともあります。なんとなく胸が張っている感じがする、以前よりもバストが硬くなった気がするといった変化がサインです。また、下着に触れたときにピリッとした刺激を感じたり、生理周期とは関係なく胸の重だるさが続いたりする場合も、内部で慢性的な炎症が進行している可能性があります。これらの初期症状を見逃さないことが、傷跡を最小限に抑える治療への第一歩となります。

赤みや熱感などの典型的な炎症反応

炎症が進行してくると、皮膚の表面に明らかな変化が現れます。胸の一部がピンク色や赤色に変色し、手で触れると他の部位よりも熱を帯びている(熱感)のがわかります。この段階では、体の中で白血球が異物や細菌と戦っている状態です。放置すると炎症範囲が広がり、皮膚が薄くなって破裂しそうに見えることもあります。熱感がある場合は、保冷剤などで一時的に冷やすことは有効ですが、根本的な解決にはなりません。

しこりの形成とバストの変形

慢性的な炎症が続くと、体は異物を囲い込もうとして周囲の組織を硬くします。これが「しこり」として触れるようになります。アクアフィリングが一部に固まったり、逆に組織を壊しながら広がったりすることで、バストの左右差が激しくなったり、不自然な凹凸ができたりすることもあります。鏡を見て、バストの輪郭が歪んでいないか、特定の場所だけ不自然に盛り上がっていないかを確認することは、セルフチェックにおいて非常に重要です。

全身に及ぶ発熱や倦怠感

局所の炎症がひどくなると、全身症状として発熱やだるさ、関節痛などが現れることがあります。これは、炎症によって発生した物質が血液を通じて全身を巡っているサインです。胸の痛みとともに37度以上の微熱が続く場合は、感染が深刻化している恐れがあります。特に、膿が溜まっている状態(膿瘍形成)になると、全身の免疫システムが過剰に反応するため、早急な医療処置が必要不可欠です。

皮膚の赤みが出ている場所は、組織がダメージを受けている証拠です。自己判断でマッサージをしてしまうと炎症を広げてしまう危険があるため、触りすぎないようにして専門医を受診しましょう。

アクアフィリングの炎症を根本から解決する治療法

穿刺排膿による緊急処置

炎症が激しく、膿が溜まって痛みが強い場合には、まず注射器を使って溜まった膿や充填剤を吸い出す「穿刺(せんし)」という処置が行われることがあります。これにより、内部の圧力が下がり、痛みや熱感が一時的に緩和されます。ただし、これはあくまで応急処置です。アクアフィリングは組織に絡みついているため、注射器だけで全てを取り除くことは不可能です。症状を落ち着かせた後、改めて根本的な除去手術を計画するのが一般的な流れとなります。

生理食塩水による洗浄と吸引

手術においては、小さな切開口から生理食塩水を注入し、内部を繰り返し洗浄する方法がとられます。アクアフィリングは水に溶けやすい性質を持っているため、大量の水分で洗い流すことで、組織にこびりついた薬剤を浮き上がらせて吸引することが可能です。この「洗浄」という工程を丁寧に行うかどうかが、術後の炎症再発率を左右します。完全に除去しきることが難しい薬剤だからこそ、時間をかけて細部まで洗う技術が求められます。

組織を保護しながら行う高度な除去手術

重度の炎症によって周囲の組織が壊死(えし)しかかっている場合や、大胸筋の中にまで薬剤が浸入している場合は、慎重な剥離操作が必要となります。単純に吸い出すだけでなく、炎症を起こしている組織ごと慎重に除去していく必要があります。この際、将来的なバストの再建を考慮し、できるだけ正常な脂肪組織や筋肉を傷つけないように配慮することが重要です。医師の経験値が問われる繊細な手術となります。

抗生物質と消炎鎮痛剤による薬物療法

手術の前後は、点滴や内服薬によって徹底的な感染コントロールを行います。アクアフィリングの炎症はしつこいため、通常よりも長期間の抗生物質投与が必要になるケースも珍しくありません。また、術後の痛みや腫れを抑えるために消炎鎮痛剤を併用し、体が回復しやすい環境を整えます。血液検査で炎症の数値(CRPなど)が正常に戻るまで、経過を注意深く観察していきます。

除去手術はただ取り出すだけでなくいかに綺麗に洗い流すかが鍵となります。洗浄を徹底することで、術後のしこりや再発のリスクを最小限に抑えることができるのです。

治療を受けるまでの流れと術後の経過について

カウンセリングで除去方法を話し合う

カウンセリングでは、アクアフィリング注入をされた日、現在の症状から触診も含めてカウンセリングを行います。

基本的にアクアフィリングは、盲目的な吸引法だけでは取り切ることはできません。そのため、切開をして直視下で行うのが一般的です。良識ある医者なら。

ただ、切開除去の場合、脇から切るのか胸の下から切るのか患者様の症状によって変わってきます。まずカウンセリングでどうアプローチしていくべきかを話し合うことが必要です。

日帰りまたは短期間の入院による手術

多くの場合は静脈麻酔や全身麻酔を使用して、痛みを感じない状態で手術を行います。

手術時間は範囲にもよりますが、おおよそ1時間から2時間程度です。炎症が軽度であれば日帰りが可能ですが、広範囲にわたる洗浄が必要な場合は、翌日の経過を確認するために通院が必要になることもあります。

術後はドレーンと呼ばれる細い管を数日間留置し、体内に残った水分や血液を外に出す処置をすることもあります。

術後のダウンタイムとケア

手術直後は胸に包帯やサポーターを巻き、圧迫固定を行います。数日間は筋肉痛のような痛みがありますが、痛み止めでコントロールできる範囲です。腫れや内出血は1〜2週間ほどで徐々に引いていきます。炎症があった部位は組織が一時的に硬くなることがありますが、数ヶ月かけて柔らかくなっていくのが一般的です。この期間は激しい運動を控え、医師の指示に従って定期的な検診を受けるようにしましょう。

除去後のバスト再建

アクアフィリングを除去すると、バストのボリュームが減り、しぼんだような印象になることがあります。

また、炎症が強かった場合は皮膚にたるみが生じることもあります。

グラムルールクリニックでは胸の中の複数に分かれた層にあるアクアフィリングを徹底して除去した上で同日再建も可能です。そのため、除去後に胸がなくなってしまうことを回避できます。

他院で再建できないと断られた事例に対しても解決してきた実績がありますので、まずは気軽にご相談ください。

よくある質問

アクアフィリングの炎症は自然に治ることはありますか?

残念ながら、アクアフィリングによる炎症が自然に完治することはありません。一時的に症状が和らぐことはあっても、体内に原因となる物質(充填剤)が残っている限り、再発を繰り返す可能性が非常に高いです。むしろ、放置することで炎症が慢性化し、周囲の組織が線維化して硬くなったり、皮膚が突き破られたりするリスクが高まります。症状が出た場合は、早急に医療機関で除去を検討する必要があります。

除去手術をすれば、痛みや赤みはすぐに消えますか?

手術によって主な原因物質と膿を取り除けば、激しい痛みや熱感は数日以内に改善に向かいます。ただし、皮膚の赤みや組織の腫れが完全に引くには、数週間から数ヶ月かかるのが一般的です。特に長期間炎症が続いていた場合は、組織が回復するまでにある程度の時間が必要です。術後の適切なアフターケアと定期的な診察を受けることで、徐々に元の状態に近づいていきます。

他の病院で「除去できない」と言われたのですが、対応可能ですか?

アクアフィリングは組織に浸潤する性質があるため、除去が難しいとされる薬剤の一つです。しかし、全く取り除くことができないわけではありません。最新のエコー機器で位置を特定し、洗浄吸引を繰り返すことで、大部分を除去することが可能です。一度断られた経験がある方でも、除去を専門に行っているクリニックであれば、治療の道が開ける場合があります。諦めずにセカンドオピニオンを求めることを検討してください。

授乳中に炎症が起きてしまった場合、どうすればいいですか?

授乳中に炎症が起きた場合は、乳腺炎との判別が必要ですが、アクアフィリングが関係している場合は非常に注意が必要です。感染が乳汁を介して赤ちゃんに影響を与える可能性は低いですが、お母さん自身の症状が悪化しやすいため、まずは授乳を一時中断し、速やかに医師の診断を受けてください。母乳の分泌状況を考慮しながら、最適な治療タイミングや方法を判断していきます。

除去手術の後、胸がぺったんこになってしまうのが心配です。

炎症を起こしている薬剤を取り除くと、その分ボリュームが減るため、一時的にバストが小さくなったり、皮膚にシワができたりすることはあります。しかし、炎症を放置して組織が壊死してしまう方が、将来的なバストの形に大きな悪影響を及ぼします。まずは除去を優先し、組織が完全に回復した後に脂肪注入などでボリュームを補うことが可能です。健康で安全な状態に戻してから、改めて理想のバストデザインを考えていくのが最も賢明な選択です。

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形成外科専門医として15年以上の経験を積み、幸いなことに同業のプロの医師たちからも技術を認めていただけるようになりました。

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私は、ただ手術をこなすだけの医師でありたくはありません。自ら最新の術式や修正技術を学会などで発信し続けることで、日本の美容医療の安全性や発展に少しでも貢献したい、そして何より、私を頼ってくださる患者様に「本当に安全で最高峰の医療」をお届けしたいと考えています。

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多くの医師が嫌がる他院修正に強い

修正症例

誰かが手術した状態を修正するのは、アプローチ方法等が不透明であったり、手術前と比べて新たな問題が複合的に絡み合うなどしている場合が多いため非常に困難です。

豊胸でいえば、アクアフィリング除去などがその最たる例です。注入は素人医師でも手軽にできたものですが、除去はあらゆる組織にこびりついてしまうことで困難になります。

シリコンバッグ豊胸や脂肪注入豊胸も同じです。最初の手術は簡単でも、その後に修正するのはスキルがないとできません。

私はそれらの修正を求める患者様に向き合い、多くの修正施術を行ってきました。除去からの完全再建、部分的な修正などを行っています。

海外言語でのご相談も大丈夫です

日本国内のみならず、アメリカやヨーロッパ、アジア各国など、海を越えて手術を受けに来てくださる患者様が多くいらっしゃいます。

バストの美容医療は極めて繊細で、ミリ単位の「理想の形」や、言葉の奥にある細やかなニュアンスを共有できるかどうかが仕上がりを大きく左右します。だからこそ、私は間に通訳を挟まず、患者様ご自身の言葉を直接お聞きすることをとても大切にしています。

私自身、英語での診療に対応しておりますので、言葉の壁を気にせず、ご希望のイメージや不安な気持ちもご自身の言葉でそのままお伝えください。

I am deeply grateful to welcome many patients who travel not only from within Japan but from across the globe—including the United States, Europe, and various Asian countries—for their surgeries.
Cosmetic breast surgery is an extremely delicate field. The final result depends heavily on sharing a precise, millimeter-accurate vision of your "ideal shape" and truly understanding the subtle nuances behind your words. That is exactly why I place such high importance on listening to you directly, without relying on an interpreter.
Because I provide consultations fully in English, you do not need to worry about any language barriers. Please feel free to share your vision and any concerns you may have, exactly in your own words.

藤林万里子
形成外科専門医:グラムルールクリニック銀座 院長
グラムルールクリニック院長の藤林万里子と申します。私は日本形成外科学会認定専門医および日本美容外科学会(JSAPS)正会員として、美容医療に携わってまいりました。患者様の理想とする美しさを実現し、自信に満ちた毎日を送っていただくためのサポートを全力で行ってまいります。

【主な資格】
日本形成外科学会 認定専門医
日本美容外科学会(JSAPS) 正会員
【経歴】
2016年 スキンリファインクリニック吉祥寺院院長 勤務
2021年 東京美容外科 銀座院院長 勤務
2024年 GLAMRULE CLINIC 銀座院 院長
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